車が雪で埋まった時の脱出方法3選!やってはいけないNG行動も解説

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冬の北海道において、雪道でのスタック(埋まること)は、どんなに運転が上手な方でも起こり得るトラブルといえます。

突然車が動かなくなるとパニックになりますが、焦ってアクセルを強く踏み込む操作は大変危険です。

まずは深呼吸をして、落ち着いて状況を確認しましょう。

本記事では、車を傷めずに脱出する具体的な手順と、絶対に避けるべきNG行動をご紹介します。

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Garage Red Line(ガレージレッドライン)では費用感のご相談だけでも承っております。
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どんなことでも構いませんので、まずはお気軽にお問い合わせください。

監修者

Garage Red Line創業者。幼少期から車に親しみ、板金・カスタムの現場で技術を磨く。
2018年に独立し、現在は自社で多様なカスタム・整備に対応。TRY-XやXCT-Dualをはじめとしたレース・クロカン優勝経験を活かし、実践的な知識で監修を担当。
現在もドライバーとして活動している。

この記事を書いた人

カメラの専門学校で撮影技術と作品制作を学んだのち、アウトドア撮影を中心に活動。
現在はGarage Red Line Styleをはじめとしたさまざまな媒体で執筆。
初心者にも伝わる構成づくり・検索意図設計・文章作成を活かし、企画・構成・執筆・改善まで一貫して担当している。

目次

自力脱出を試みる前の確認と準備

本格的な脱出作業を始める前に、必ず確認していただきたいポイントが2点あります。

焦る気持ちは分かりますが、命に関わる重要な準備ですので、まずは安全確保を最優先に行いましょう。

① マフラーの排気口は確保できているか?

まずは、車の後方に回り、マフラーの排気口が雪で塞がれていないかを確認し、周辺を除雪することをおすすめします。

なぜなら、排気口が塞がれると、行き場を失った排気ガスが車内に逆流し、一酸化炭素中毒を引き起こす危険性が極めて高いからです。

一酸化炭素は無色無臭です。「少し窓を開けておけば大丈夫」と考える方もいますが、風向きや積雪量によっては隙間からガスが入り込み、気づかないうちに意識を失うケースも少なくありません。

特に、バックで雪山に突っ込んで埋まった場合などは注意が必要です。

同乗者がいる場合は車外の安全な場所に避難してもらうか、難しい場合はこまめな換気と、マフラー周りのクリアランス確保を徹底しましょう。

タイヤの向きと車の「お腹」の状態

次に、運転席でハンドルを回し、タイヤを「真っ直ぐ」に戻します。

タイヤが曲がっていると雪の抵抗が増え、脱出の妨げになるからです。

あわせて、車の下を覗き込み、「亀状態(車体のお腹が雪に乗っかっている状態)」になっていないかを確認しましょう。

  • お腹が浮いている場合: まだ軽度です。このまま紹介する脱出方法を試してください。
  • お腹がつかえている場合: タイヤが空転するだけで、そのままでは脱出できません。後述する方法を試す前に、まずは下の雪を掻き出す作業が必要になると判断してください。

【脱出方法①】道具不要!ハンドル操作とクリープ現象で抜ける

比較的埋まり方が浅い場合、スコップなどの道具を使わず、車の操作だけで脱出できる可能性があります。

まずはこの方法から試してみてください。

ハンドル操作で「道」を作る手順

ハンドル操作で「道」を作る手順

具体的な手順は以下の通りです。

  1. まず、窓を少し開けて周囲の音やタイヤの状況を確認できるようにします。
  2. ギアを「D(ドライブ)」または「R(リバース)」に入れます。進みたい方向を選んでください。
  3. ブレーキペダルからゆっくりと足を離します。アクセルペダルには触れません。
  4. 車がじわじわと動こうとする力を感じながら、ハンドルをゆっくりと、大きく左右に切ります。

タイヤが左右に動くことでブルドーザーのように雪を押し広げ、タイヤが進むためのわずかなスペースと足場が作られます。

車体が少しでも前後に動く感覚があれば、そのままゆっくりと脱出を試みてください。

アクセルを踏むと、かえって状況が悪化する

アクセルを踏むと、かえって状況が悪化する

スタックした際、焦ってアクセルを強く踏み込むのは逆効果です。

タイヤが空転して雪を掘り進めてしまい、さらに深く埋まってしまう原因になります。

そこで活用したいのが、AT(オートマチック)車特有の「クリープ現象」です。

ブレーキから足を離すと、アクセルを踏まなくても車がゆっくりと動き出す力を利用しましょう。

ゆっくりとした回転は、雪を掘らずに「踏み固める」効果があるため、タイヤがグリップ力を取り戻しやすくなります。

【脱出方法②】車を前後に揺らす脱出法

車の「反動」を利用して、くぼみを乗り越える

クリープ現象だけでは脱出が困難な場合、車を前後に揺らして反動をつける方法を試してみましょう。

車の「反動」を利用して、くぼみを乗り越える

走行中にスタックした場合、タイヤが空転して雪を掘り、タイヤ自身が「すり鉢状のくぼみ」に落ち込んでしまっているケースが大半です。

このくぼみから脱出するには、ただアクセルを踏むだけでは再び空転してしまいます。

そこで、車を前後に動かして「揺れ」を作り、その勢いを利用して、タイヤが作ったくぼみの縁(ふち)を一気に乗り越える動作が必要です。

AT(オートマチック)車で行う際は、トランスミッションへの負担を減らすため、以下の手順で操作を行います。

  1. D(ドライブ)に入れ、少しだけアクセルを踏んで前進します。
  2. 車が止まりかけたら、すぐにブレーキを踏んで完全に停止させます。
  3. R(リバース)にギアを切り替えます。
  4. 少しだけアクセルを踏んで後退します。
  5. 車が止まりかけたら、再びブレーキで停止し、Dに入れます。

この動作をリズミカルに繰り返し、車の揺れ幅が最大になったタイミングで、進行方向へ少し強めにアクセルを踏み込みましょう。

車は1cmでも動けば脱出可能と言われています。

落ち着いて1つ1つ手順を踏めば、多くの場合で脱出が可能です。

Garage Red Lineからのアドバイス:ギアチェンジは「停止」してから

焦ると車が動いている最中にギアを変えてしまいがちですが、トランスミッション(変速機)内部に致命的なダメージを与える原因となります。

慣れないうちは「動く→ブレーキで停止→ギアチェンジ」という基本動作を確実に守り、リズムよく行うことを意識してください。

【脱出方法③】「フロアマット」や布を噛ませる

ハンドル操作やクリープ現象の活用、前後の揺さぶりでも脱出できない場合、タイヤと雪の間に「摩擦」を生むものを噛ませて、強制的にグリップ力を回復させる方法をとります。

車内にあるもので「摩擦」を作る

タイヤが空転してしまうのは、雪が磨かれてツルツルになっているからです。この滑る面に、抵抗となる物を挟み込みます。

脱出用ラダーがあればベストですが、無い場合に手軽で効果的なのは、足元の「フロアマット」です。

  1. 駆動輪(動くタイヤ)を特定する
  2. タイヤの進行方向に差し込む
    • 進みたい方向(基本は前)のタイヤの下に、フロアマットを深く押し込みます。ゴム面と布面がある場合、ゴム面をタイヤ側(上)にするとグリップしやすい場合がありますが、状況によります。とにかく奥までしっかり噛ませることが重要です。
  3. ゆっくり発進する
    • 急発進するとマットが蹴り出されて終わります。「じわり」とタイヤにマットを噛ませるイメージで踏んでください。

【重要】お手伝いの方は絶対に車の後ろには立たないでください

タイヤにフロアマットを噛ませる方法は有効ですが、同時に危険も伴います。

タイヤが高速で回転した瞬間、噛ませたマットや板が猛烈な勢いで後方へ弾き飛ばされることがあります。

もし後ろに人が立っていた場合、弾丸のようなマットが直撃し、大怪我につながる恐れも。

作業を手伝ってもらう際は、「絶対に車の真後ろには立たない」「斜め横で見守る」ことを徹底してください。

雪道のトラブル対策で用意するべきアイテム

雪道のトラブル対策で用意するべきアイテム

雪道でのスタックは、事前の備えがあるかどうかで対応の余裕が大きく変わります。

本項では、北海道の冬道で「最低限そろえておきたいアイテム」を紹介します。

スコップ(折りたたみ可)

スタック時、タイヤ周りや車体下の雪を掻き出すために必須です。
特に「亀状態」になっている場合、スコップがないと脱出は困難になります。

トランクに積むなら、コンパクトに収納できる折りたたみ式がおすすめです。

脱出用ラダー(スノーヘルパー)

タイヤの下に敷いて摩擦を確保するためのアイテムです。

フロアマットよりも安全かつ確実にグリップを得られます。

豪雪地帯を走る機会が多い方は、常備しておくと安心です。

けん引ロープ

自力脱出が難しく、他の車に助けてもらう場面で使用します。

ただし、使用には注意が必要です。

  • けん引フックは正しい位置にかける
  • バンパーや足回りには絶対にかけない
  • 無理な引っ張りは車両破損につながる

けん引ロープは正しい使い方を理解したうえで携行することが重要です。

次のセクションで詳しく解説します。

【NG行動】車を壊す・命を落とす「絶対やってはいけない」2つのこと

【NG行動】車を壊す・命を落とす「絶対やってはいけない」2つのこと

焦っているとついやってしまいがちですが、状況を悪化させるだけでなく、車を壊したり、最悪の場合は命に関わる危険な行動があります。

以下の2つは絶対に避けてください。

① 間違った場所へけん引ロープのフックをかける

スタックした際、「誰かに引っ張ってもらおう」と考える方は多いですが、けん引方法を誤ると車に深刻なダメージを与えます。

注意したいのが、けん引フックをかける場所です。

バンパーやサスペンション、ロアアームなど、本来けん引を想定していない部品にロープをかけてしまうと、引っ張った瞬間に部品が曲がったり、破損したりする恐れがあります。

最悪の場合、修理費用が数十万円単位になるケースも珍しくありません。

けん引を行う場合は、必ず以下を確認してください。

  • 車両に「純正のけん引フック」が備え付けられているか
  • 取扱説明書に記載されているけん引ポイントか

「ここなら大丈夫そう」という見た目の判断はNGです。

けん引フックが見当たらない場合や不安がある場合は無理に引っ張らず、JAFやロードサービスを呼ぶ判断が賢明です。

② エンジンをかけたままの仮眠

雪道でのスタック時に、救援を待つ間「寒いから」とエンジンをかけたまま眠ってしまう行為は極めて危険です。

マフラー周辺が雪で覆われていると、排気ガスが車内に逆流しやすくなります。

特に注意が必要なのは以下の状況です。

  • 吹雪で短時間のうちに積雪量が増える
  • 風向きが変わる
  • 車体下部に雪が吹き溜まる

これらが重なると、数十分で一酸化炭素濃度が上昇することも。

一酸化炭素は無色無臭のため、「眠くなった」「少し頭が重い」と感じた時には、すでに危険な状態に入っている可能性があります。

救援待ちをする場合は、

  • エンジンを停止する
  • 定期的に車外に出て状況を確認する
  • マフラー周辺の除雪を繰り返す

といった行動を取り、決してエンジンをかけたまま眠らないことを徹底してください。

もし、脱出時に車を傷つけてしまったら…

もし脱出作業の過程で、

「けん引時の衝撃でバンパーにヒビが入った」、「氷や雪塊でサイドステップを擦ってしまった」

といったダメージが出てしまった場合は、放置せずに一度状態を確認することをおすすめします。

Garage Red Lineには、さまざまなお車の板金・修理を行ってきた実績があります。

小さな傷に見えても、内部で割れや歪みが進行しているケースも少なくありません。

「修理が必要かどうか分からない」という段階でも構いませんので、まずは気軽にご相談ください。

板金・塗装・整備・カスタムのご相談だけでもOK!

Garage Red Line(ガレージレッドライン)では費用感のご相談だけでも承っております。
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どんなことでも構いませんので、まずはお気軽にお問い合わせください。

自力脱出が難しい場合は「Garage Red Line・公的・保険サービス」に連絡しよう

自力脱出が難しい場合は「公的・保険サービス」に連絡しよう

ここまで紹介した方法を試しても車が動かない場合、それ以上の無理は、車両トラブルや二次事故につながる恐れがあります。

そんなときは、専門のロードサービスに連絡する判断が、結果的に最も安全で確実です。

Garage Red Line(ガレージレッドライン)に連絡する

Garage Red Line(ガレージレッドライン)に連絡する

札幌市内であれば¥22,000〜で現地対応が可能です!

オフロード走行や雪道での実走経験を積んだスタッフが、スタック状況を見極めたうえで、車を壊さない脱出・牽引方法を判断し、対応します。

無理な引き出しや力任せの牽引は、バンパーや足回り、駆動系に大きな負担をかけます。

「どこに力をかけるべきか」「今は動かさないべきか」を判断できることが、安全な復旧に直結。

雪国の現場を知るプロが、状況に合わせた最善の対応を現地で行います。

JAF(日本自動車連盟)に連絡する【#8139】

JAF会員であれば、スタック(雪道での立ち往生)にも対応してもらえます。

  • 全国共通ダイヤル:#8139
  • スマートフォン・携帯電話から発信可能
  • 会員であれば、一定範囲の救援作業は無料

非会員でも利用は可能ですが、その場合は作業内容に応じて料金が発生します。

位置情報を正確に伝えるため、周囲の目印や道路名を確認してから電話するとスムーズです。

任意保険に付帯する「ロードサービス」を利用する

多くの自動車保険には、JAFとは別に無料のロードサービスが付帯しています。

  • 雪道でのスタック救援
  • けん引・引き出し作業
  • 現場での簡易対応

上記のような内容が含まれている場合も多く、保険会社へ直接連絡するだけで対応してもらえるのがメリットです。

契約内容によって対応範囲や回数制限が異なるため、普段から「自分の保険で何が使えるか」を把握しておくと、いざという時に慌てずに済みます。

よくある質問(Q&A)

よくある質問(Q&A)
Q1. 雪道でスタックしたとき、まず最初にやるべきことは何ですか?

まずは焦らず、マフラーの排気口が雪で塞がれていないかを確認してください。
排気口が埋まっている状態でエンジンをかけ続けると、一酸化炭素中毒の危険があります。

そのうえで、タイヤの向きが真っ直ぐか、車体下が「亀状態」になっていないかを確認し、
安全が確保できてから脱出作業を始めることが重要です。

Q2. アクセルを踏んでも車が動かない場合、踏み続けた方がいいですか?

いいえ。
アクセルを踏み続けるとタイヤが空転し、雪を掘ってさらに深く埋まってしまいます。

AT車の場合は、アクセルを踏まずにクリープ現象を使い、
タイヤで雪を踏み固めながらゆっくり動かす方が、脱出できる可能性が高まります。

Q3. JAFと任意保険のロードサービス、どちらを呼ぶべきですか?

どちらも有効ですが、契約内容によって使い分けるのが理想です。

JAFは会員であればスタック対応が可能で、
任意保険のロードサービスは無料で利用できるケースが多いのが特徴です。

どちらを呼ぶか迷う場合は、
先に任意保険会社へ連絡し、対応可否を確認するとスムーズです。

まとめ:雪道で埋まっても「焦らない判断」が車と命を守る

まとめ:雪道で埋まっても「焦らない判断」が車と命を守る

どれだけ慎重に運転していても、雪で車が埋まってしまう場面は誰にでも起こり得ます。

大切なのは、力任せに脱出しようとしないことです。

まずはマフラーの排気口を確認し、安全を確保する。

タイヤの向きや車体下の状態を見極め、クリープ現象や前後の揺れを使って、順番に脱出を試す。

それでも動かない場合は、無理をせず、Garage Red LineやJAF(#8139)、任意保険のロードサービスを頼りましょう。

雪道でのスタックは、知識の有無で結果が大きく変わります。

本記事の内容を頭の片隅に置いておくだけでも、いざという時の冷静な行動につながるはずです。

安全第一で、冬の運転に臨みましょう。

板金・塗装・整備・カスタムのご相談だけでもOK!

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豊富な知識と経験をもとに専門スタッフがお客様に最適なプランをご提案。
どんなことでも構いませんので、まずはお気軽にお問い合わせください。

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