冬が近づくと、冬用ワイパーに交換すべきか迷う人も多いでしょう。
毎年交換が必要なのか、まだ使えるのか、そもそもいつ替えるのが正解なのか。
判断基準が分かりにくく、不安を感じやすいポイントといえます。
結論から言うと、冬用ワイパーの交換時期は月ではなく、気温や路面状況で判断することが重要です。
本記事では、理由と具体的な目安を、順番に解説します。
Garage Red Line(ガレージレッドライン)では費用感のご相談だけでも承っております。
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どんなことでも構いませんので、まずはお気軽にお問い合わせください。
監修者
(株)STAY GOLD:Garage Red Line 代表 久保田 将平

Garage Red Line創業者。幼少期から車に親しみ、板金・カスタムの現場で技術を磨く。
2018年に独立し、現在は自社で多様なカスタム・整備に対応。TRY-XやXCT-Dualをはじめとしたレース・クロカン優勝経験を活かし、実践的な知識で監修を担当。
現在もドライバーとして活動している。
久保田 将平
この記事を書いた人
記事ディレクター/ライター/フォトグラファー・清水

カメラの専門学校で撮影技術と作品制作を学んだのち、車業回で勤務しながらアウトドア撮影を中心に活動。
現在はGarage Red Line Styleをはじめとしたさまざまな媒体で執筆。
初心者にも伝わる構成づくり・検索意図設計・文章作成を活かし、企画・構成・執筆・改善まで一貫して担当している。
清水
・フロントガラス凍結にお湯はNG?「ぬるま湯」もおすすめしない理由と正しい解氷術
冬用ワイパーへの交換はいつ実施するべき?

冬用ワイパーの交換時期の目安は、最低気温が0℃前後になり、凍結や降雪の可能性が出てきたタイミングです。
11月になったから交換する、といった判断では、早すぎたり遅すぎたりするケースがあります。
地域や走行環境によって、最適なタイミングが異なるためです。
北海道のような降雪地区では、スタッドレスタイヤへの交換の際にワイパーも同時に交換するのが望ましいでしょう。
重要なのは、
- 朝晩の冷え込み
- フロントガラスの凍結
- みぞれや雪の可能性
この3点を基準に判断することです。
通常のワイパーゴムは、気温が下がると硬くなりやすく、0℃前後を境にガラスへ密着しにくくなります。
対して冬用ワイパーは、低温でも硬くなりにくいゴムと、ワイパーの骨格部分に雪が詰まりにくい形状を前提に設計されているため、低気温や降雪に対応が可能です。
そのため、月ではなく気温を基準に交換する方が、実際の使用環境に合った判断といえます。
ワイパーの交換方法(引用:日本ワイパーブレード)
地域別|冬用ワイパーに交換する目安時期

寒冷地・雪が多い地域の場合
寒冷地では、本格的な降雪前の交換が基本です。
最低気温が0℃を下回る日が増え始めた段階で、早めに準備しておく必要があります。
交換が遅れると、
- ゴムが凍ってガラスに密着しない
- 雪を押し切れず視界が悪くなる
- ワイパー本体を傷める
といったトラブルにつながります。
寒冷地では、雪が降ってから交換する人もいますが、この判断はおすすめできません。
雪が降り始める時期は、日中はプラス気温で夜間はマイナス気温という日も少なくありません。
ガラスに降り積もった雪が溶け、夜間にワイパーの関節部分が凍結してしまい、翌朝「拭き取れない」「音がひどい」となってしまうケースも散見されます。
降雪前に交換しておくことで、急な天候変化にも落ち着いて対応できます。
関東・関西など雪が少ない地域の場合
雪が少ない地域では、早く交換しすぎない判断も重要です。
冬用ワイパーは、ゴム部分がカバーで覆われた構造になっており、凍結や雪の付着を防ぐことを目的としています。
また、近年の冬用ワイパーは性能が向上しており、雨の日でも拭き取りにくいということはありません。
ただし、本来の使用環境ではない時期に使い続けると、ゴムやカバー部分に余計な負担がかかってしまいます。
まだ気温が高い時期から冬用ワイパーを使用する際には、
- 雨天使用が中心となり、想定以上に使用頻度が増える
- 結果として、ゴムの消耗が早まりやすい
といった点には注意が必要です。
雪が少ない地域では、「念のため早めに交換する」よりも、霜やフロントガラスの凍結が出始めてから交換する方が、ワイパーを無駄に消耗させにくいでしょう。
焦らず、実際の気温や使用状況を見て判断することが重要です。
冬用ワイパーは毎年新品への交換が必要か?

冬用ワイパーは、1シーズンごとの交換が推奨されてはいますが、毎年必ず交換しなければならない部品ではありません。
使用状況によっては、2シーズン以上使えるケースもあります。
判断の目安として、ゴムの柔らかさを手で触って確認する方法が紹介されることもありますが、実際には、触っただけで劣化状態を正確に判断するのは難しいケースがほとんどです。
冬用ワイパーを新品へ交換する目安としては、次のような使用時の症状や外観の変化を基準に考えましょう。
- 雪や雨をきれいに拭き取れず、拭きムラが出る
- 作動時にビビリ音や引っかかるような動きが出る
- ブレード部分に裂けや欠けが見られる
- フレームを覆っているゴムカバーが破れている
- 経年使用により、ゴムが明らかに硬化している
これらの症状が一つでも当てはまる場合は、性能が十分に発揮できていない可能性があります。
見た目や使用時の違和感を基準に判断し、迷う場合は点検を依頼する方が確実です。
あわせて確認しておきたいのが、ワイパーに刻印されている製造年です。
多くの冬用ワイパーには製造年やロットを示す表示があり、劣化状態を判断する手がかりになります。
ただし注意点として、購入した年と製造年は必ずしも一致しません。
たとえば2026年に購入したワイパーであっても、製造は2025年以前という場合もあります。
ゴム製品は未使用であっても、保管場所の温度や湿度、直射日光の有無などの条件によっては、徐々に硬化が進む場合があります。
一方で、温度変化が少なく、直射日光の影響を受けにくい環境で適切な湿度を保って保管されていれば、新品の製品であればゴムの劣化がほとんど進まないケースもあります。
冬用ワイパーの正しい保管方法

冬が終わった後、取り外した冬用ワイパーをどのように保管するかによっても、次のシーズンに使えるかどうかが大きく変わります。
使用後の保管は、交換時期と同じくらい重要なポイントです。
まず保管前に、ワイパーに付着した汚れや融雪剤を軽く洗い流しておきましょう。
汚れが残ったまま保管すると、ゴムや金属部分の劣化を早める原因になります。
保管場所として適しているのは、
- 直射日光が当たらない
- 温度変化が少ない
- 湿気がこもりにくい
こうした条件を満たす場所です。
ワイパーは、ゴム部分にクセが付かないよう、無理に曲げたり、重い物を載せたりしない状態で保管することが大切です。
購入時のパッケージを利用して保管している方もいますが、できればワイパー保管用の袋か専用のケースを使用するのがベター。
また、次のシーズンに再使用する際は、装着前にゴムのひび割れや裂け、カバー部分の破れがないかを必ず確認しましょう。
外観に異常が見られる場合は、無理に使わず新品への交換を検討した方が安全です。
交換時期に迷ったら整備のプロに相談するのも一つの方法

ワイパーの状態は、見た目だけでは判断しにくいことがあります。
拭き取り具合やゴムの硬さは、実際に動かして確認しないと分かりません。
交換するか迷った場合は、点検だけでも受けてみると安心です。
Garage Red Lineではワイパーの点検も行なっておりますので、いつでもお気軽にお声がけください。
お客様からのご連絡をスタッフ一同心よりお待ちしております。
Garage Red Line(ガレージレッドライン)では費用感のご相談だけでも承っております。
豊富な知識と経験をもとに専門スタッフがお客様に最適なプランをご提案。
どんなことでも構いませんので、まずはお気軽にお問い合わせください。
冬用ワイパー交換でよくある質問

- 雪が降らない年は交換しなくてもよいか?
-
凍結や霜が出る場合は、冬用ワイパーが有効です
- ブレードだけの交換は可能か?
-
冬用ワイパーはフレームとブレードの一体型が多く、本体ごとの交換が一般的です。
- 車検時に冬用ワイパーは必要か?
-
車検そのものに必須ではありませんが、劣化がひどい場合は交換を勧められることがあります。
まとめ|冬用ワイパーの交換と管理で失敗しないために

- 冬用ワイパーの交換時期は、月ではなく気温や凍結の有無を基準に判断する
- 毎年必ず交換が必要とは限らず、使用頻度や状態によって寿命は大きく変わる
- 交換の判断は、触った感覚ではなく、拭き取り不良やビビリ音、破れなどの症状を基準にする
- 製造年は参考になるが、購入年と一致しない場合もあるため、状態確認とあわせて考える
- 冬が終わった後の保管方法によって、次のシーズンに使えるかどうかが左右される
冬用ワイパーは、正しいタイミングで使い、適切に管理することで、安全性とコストの両方を無駄にせずに済みます。
判断に迷う場合や状態に不安がある場合は、無理に自己判断せず、点検を依頼することも有効な選択です。
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