けん引ロープは、いざという時に頼れる道具ですが、選び方を間違えると危険につながります。
「何トンを選べばいいのか」「長さはどれくらい必要なのか」「法律的に問題はないのか」といった点が分からないまま、価格や見た目で選ばれてしまうケースも少なくありません。
特に初心者の場合、破断張力や耐荷重といった言葉の違いが分かりにくく、自分の車に本当に合っているのか判断しづらいのが実情です。
本記事では、けん引ロープを初めて選ぶ人でも迷わないように、耐荷重・破断張力・長さ・種類・法律面といった重要なポイントを順番に整理し、車のサイズ別に現実的な選び方と具体的な製品例を紹介します。
「とりあえず1本用意したい」「安全に使える条件だけ知りたい」という人でも、読み終えた頃には自分の車に合ったけん引ロープを判断できる状態になります。
Garage Red Line(ガレージレッドライン)では費用感のご相談だけでも承っております。
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どんなことでも構いませんので、まずはお気軽にお問い合わせください。
監修者
(株)STAY GOLD:Garage Red Line 代表 久保田 将平

Garage Red Line創業者。幼少期から車に親しみ、板金・カスタムの現場で技術を磨く。
2018年に独立し、現在は自社で多様なカスタム・整備に対応。TRY-XやXCT-Dualをはじめとしたレース・クロカン優勝経験を活かし、実践的な知識で監修を担当。
現在もドライバーとして活動している。
久保田 将平
この記事を書いた人
記事ディレクター/ライター/フォトグラファー・清水

カメラの専門学校で撮影技術と作品制作を学んだのち、車業回で勤務しながらアウトドア撮影を中心に活動。
現在はGarage Red Line Styleをはじめとしたさまざまな媒体で執筆。
初心者にも伝わる構成づくり・検索意図設計・文章作成を活かし、企画・構成・執筆・改善まで一貫して担当している。
清水
車が雪で埋まった時の脱出方法3選!やってはいけないNG行動も解説
けん引ロープ選びはこの条件だけ押さえれば失敗しない

結論として、初心者がけん引ロープを選ぶ際に確認すべき基準は「耐荷重」「長さ」「種類」「布の有無」の4点に集約されます。
けん引ロープは価格や見た目で性能差が分かりにくく、商品説明も専門用語が多い道具です。
そのため「強そう」「安いから」といった理由で選ぶと、使用時に切断や車両損傷を招くおそれがあります。
また、けん引ロープを使う場面は緊急時が多く、選び直す余裕はありません。
次項以降では、けん引ロープ選びの判断に使える実用的な基準を整理して解説していきます。
けん引ロープとは?何のために使う道具?

けん引ロープが必要になる代表的な場面
- 走行不能時に車を引いて移動させるための安全装備
- 主な使用場面は故障や雪道でのスタック
- 長距離や高速走行には使えない
けん引ロープは、走行できなくなった車を別の車で引いて移動させるための道具です。
レジャー用品というより、トラブル対応用の安全装備と考えるのが適切でしょう。
代表的な使用場面として多いのは、バッテリー上がりやエンジントラブルによる走行不能、雪道やぬかるみでのスタックです。
特に雪道では、タイヤが空転して自力で抜け出せない状況が頻繁に起こります。
このような場面で、近くに協力できる車があれば、けん引ロープを使って短距離だけ移動させることが可能です。
一方で、長距離の移動や高速走行を前提とした道具ではありません。
あくまで「その場をしのぐため」「安全な場所まで移動するため」の応急的な手段です。
この前提を理解していないと、無理な使い方につながります。
レッカー移動との違いと注意点
- レッカー移動とは目的も安全性も異なる
- 使用できる場面は限定されている
- 操作ミスが事故につながりやすい
けん引ロープによる移動とレッカー移動は、目的も安全性も大きく異なります。
レッカー移動は専用車両と装備を使い、法律や安全基準に沿って車両を運ぶ方法です。
一方、けん引ロープは一般車同士で行う簡易的な救援手段にすぎません。
この違いを理解せずに、長距離を引っ張ったり、交通量の多い道路で使用したりすると危険性が高まります。
また、けん引ロープは車両の制御が難しく、ブレーキ操作や合図の取り方を誤ると追突や蛇行につながります。
そのため、けん引ロープは「使える場面が限られている道具」であることを理解する必要があります。
安全に使うためには、耐荷重やルールを守ることが前提条件です。
耐荷重と破断張力の正しい考え方

耐荷重と破断張力の違いを分かりやすく整理
- 破断張力と耐荷重は意味が違う
破断張力は切れる限界、耐荷重は安全に使える範囲を示す数値です。 - 表示されている数値の基準を必ず確認する
破断張力のみか、安全張力や対象車両重量かを見極めないと、余裕のない選択になります。 - 車両重量に対して十分な余裕があるかが重要
発進時や路面抵抗を考慮し、数値の大きさだけでなく安全側の余裕で判断しましょう。
けん引ロープ選びで最も重要なのが、耐荷重と破断張力の考え方です。
破断張力とは、ロープが切れてしまう限界の数値を指します。
一方、耐荷重は、通常の使用を想定した安全な範囲の目安です。
製品によっては、破断張力のみを表示しているものもあれば、安全張力や対象車両重量をあわせて記載しているものもあります。
そのため、表示されている数値が「どの基準なのか」を確認せずに選ぶと、想定より余裕のないロープを選んでしまう可能性があります。
実際のけん引では、発進時や路面の抵抗によって瞬間的に大きな力がかかります。
数値の大きさだけで判断せず、対象車両重量や安全張力として十分な余裕があるかという視点で確認することが重要です。
自分の車に必要な耐荷重の目安を確認する方法
- 基準は車検証の「車両総重量」
乗員や荷物を含めた重さを想定でき、けん引時の判断基準として適しています。 - 車両総重量と同程度の数値では不十分
発進時や路面抵抗で瞬間的に大きな力がかかるため、余裕のないスペックは危険です。 - 「車両総重量を上回る余裕」があるかで判断する
特に雪道やスタック時を想定し、安全側の余裕を持ったロープを選ぶことが重要です。
必要な耐荷重を考える際は、まず自分の車の重さを把握する必要があります。
安全な確認方法としては、車検証に記載されている「車両総重量」を確認しましょう。
車両総重量は、乗員や荷物を含めた状態を想定した重さであり、けん引時の負荷を考える際の目安です。
車両総重量に対して余裕を持った破断張力や対象車両重量が設定されているロープを選ぶことが基本といえるでしょう。
しかし、発進時や路面の抵抗によって瞬間的に大きな力がかかるため、車両総重量と同程度の数値ではけん引ロープのスペックとして十分とはいえません。
特に雪道やスタック状態では、想定以上の力が加わることがあります。
「車両総重量を上回る余裕があるか」という視点で確認すれば、危険な選び方を避けやすくなります。
けん引ロープの長さは何メートルを選ぶべき?

3〜5mが基本ですが、長さが必要になる場合も
- 短すぎると衝撃が伝わりやすい
発進や停止時に負荷が直接かかり、追突のリスクが高まります。 - 適度な長さは操作性と安全性を両立できる
ロープの張り具合を確認しやすく、一般道でも周囲から認識されやすい距離感になります。
初心者が選ぶけん引ロープの長さは3〜5mを目安に考えるのが無難ですが、時と場合によっては長さが必要な場面もあります。
この範囲であれば、前後の車両が近づきすぎず、かつ意思疎通もしやすい距離の保持が可能です。
距離が短すぎると、発進や停止の際に衝撃が直接伝わりやすくなります。
前の車の動きに後続車が対応しづらく、追突のリスクも高まるでしょう。
一方で、適度な長さがあれば、ロープの張り具合を確認しながら操作しやすくなります。
また、一般道での使用を想定すると、3〜5m程度であれば周囲からも認識されやすく、急な進路変更や割り込みを受けにくい距離感です。
初心者が扱う前提では、取り回しのしやすさも含めて、3〜5mが現実的な選択といえます。
短すぎる・長すぎる場合のリスク
- 短すぎると追突のリスクが高まる
車間距離が詰まり、ブレーキ操作のズレが事故につながりやすくなります。 - 長すぎると衝撃やトラブルが増える
たるみによる急な衝撃や、地面への接触・巻き込みが起こりやすくなります。 - 安全性を考えるなら扱いやすい長さを優先する
特殊な状況を想定して長さを選ぶより、リスクの少ない適切な長さが重要です。
けん引ロープが短すぎる場合、前後の車両が極端に近づき、ブレーキ操作のわずかなズレが追突につながります。
反対に、ロープが長すぎると、たるみが出やすくなり、発進時に急激な衝撃がかかることも珍しくありません。
また、ロープが地面に接触しやすく、巻き込みや引っかかりといったトラブルも起こりやすくなるでしょう。
交差点や狭い道路では、他車の進路を妨げる原因にもなります。
けん引ロープの長さは安全性に直結する要素です。
特殊な状況を想定して長いロープを選ぶよりも、扱いやすくリスクの少ない長さを優先することが重要です。
けん引ロープの種類と特徴

伸びるタイプ(ナイロン・ゴム系)の特徴と向いている人
- 衝撃を吸収しやすく、初心者でも扱いやすい
発進時や負荷がかかった瞬間の力を和らげ、車両やロープへの負担を軽減します。 - 雪道やぬかるみなど空転しやすい状況に向いている
断続的に発生する衝撃を吸収できるため、スタック時に効果を発揮します。 - 車間距離の変化に注意が必要
伸縮する分、動きが分かりにくくなるため、事前に合図や発進方法を確認することが重要です。
伸びるタイプのけん引ロープは、引っ張られた際にある程度伸縮する素材で作られています。
代表的なのがナイロン製やゴムを織り込んだタイプです。
最大の特徴は、発進時や負荷がかかった瞬間の衝撃を吸収しやすい点。
この特性により、急に力が加わった場合でも車両やロープへの負担を和らげやすく、初心者でも比較的扱いやすいといえます。
雪道やぬかるみなど、タイヤが空転しやすい状況では、衝撃が断続的に発生しやすいため、伸びるタイプのメリットが生きるでしょう。
一方で、伸びる分だけ車間距離の変化が分かりにくく、慣れていないとタイミングを取りづらい場合があります。
使用前に合図の取り方や発進の仕方を確認しておくことが重要です。
伸びないタイプ(ワイヤー・ベルト)の特徴と注意点
- 伸縮性がなく、力が直接伝わる
車両の動きがそのまま伝わるため、操作のタイミングを把握しやすい特徴があります。 - 衝撃が大きくなりやすい
発進時や段差では急激な力がかかり、車体や取り付け部に負担がかかる可能性があります。 - 使用には経験と判断力が必要
扱いに慣れていない場合はリスクが高く、使用経験がある人向けのタイプです。
伸びないタイプのけん引ロープには、ワイヤー製や繊維ベルト製があります。
これらは伸縮性がほとんどなく、力が直接伝わるのが特徴です。
車両の動きがロープを通してそのまま伝わるため、操作のタイミングが把握しやすいというのがメリット。
一方で、発進時や段差で急激に力がかかると、その衝撃がそのまま車両やロープに伝わります。
扱いに慣れていない場合、思わぬ負荷がかかり、車体や取り付け部にダメージを与えるおそれがあるでしょう。
そのため、伸びないタイプは使用経験がある人や、状況を正確に判断できる場合に向いています。
知らないと危険な安全ルール(道路交通法)

道路交通法で決められている最低限のルール
けん引ロープを使って車を移動させる場合、交通ルール(道路交通法)を守ることが大前提です。
けん引は自由に行ってよい行為ではなく、安全確保のための条件が定められています。
代表的なルールのひとつが、前後の車両がけん引状態であることを周囲に分かるようにすることです。
これは後続車や対向車に注意を促し、追突や割り込みを防ぐ目的があります。
また、けん引される側の車両にも運転者が乗り、ハンドル操作やブレーキ操作を行える状態であることが必要です。
これらのルールを守らずにけん引を行うと、危険なだけでなく、状況によっては違反と判断される可能性があります。
けん引ロープは便利な道具ですが、法律の範囲内で使用しましょう。
布が必要な理由
ロープ途中に設置する布には、2つの役割があります。
1つ目の役割は周囲への安全周知です。
特に昼間はロープ自体が細く、背景に溶け込みやすいため、布には視認性を高める役割があります。
布は、ロープの中央付近に垂れ下がるように取り付けるのが基本です。
大きさや形状に厳密な指定はありませんが、遠目からでも確認できることが重要になります。
また、夜間の場合は、灯火類の点灯やハザードランプの使用も欠かせません。
2つ目の役割は緩衝材です。
けん引時は、フックのかかりが甘いかったり、フック自体の取り付けに問題があると外れてしまい危険性があります。
ロープにはテンションがかかっているため、フックが外れると、外れていない側に向け勢いよく飛んでしまいます。
その際に中央に設置した布が緩衝材となり、万が一車両に接触してもダメージを軽減してくれるのです。
形式的なルールではなく、実際の危険を防ぐためのものとして理解しておきましょう。
初心者がやりがちな危険な使い方
初心者に多いのが、事前の打ち合わせをせずにそのまま発進してしまうケースです。
けん引では、発進・停止・曲がるタイミングを事前に決め、合図を共有しておかないと事故につながります。
また、急発進や急ブレーキも非常に危険です。
ロープに瞬間的な強い力がかかり、切断や車両の損傷を招く可能性があります。
交通量の多い道路や見通しの悪い場所で無理にけん引を行うのも避けるべき行為です。
けん引ロープは使える場面が限られている道具であり、安全を確保できない状況では、無理に使わず別の手段を選ぶ判断も必要といえます。
軽自動車・小型車におすすめのけん引ロープ
のびるのびるけん引ロープ GR-112
初心者でも扱いやすい伸縮タイプの定番モデル。
ヤックの「のびるのびるけん引ロープ GR-112」は、軽自動車やコンパクトカー向けに設計された2t対応の伸縮タイプです。
発進時や負荷がかかった瞬間の衝撃を吸収しやすく、けん引操作に慣れていない初心者でも扱いやすいのが特徴。
国内カー用品ブランドとしての流通実績があり、日本語表記や使用説明が分かりやすい点も安心材料といえます。
車載しやすいコンパクトな収納形状で、「万が一」に備えて積んでおく用途に適しています。
こんな人におすすめ
- 軽自動車・コンパクトカーに乗っている人
- 初めてけん引ロープを用意する人
- できるだけ扱いやすいモデルを選びたい人
| 商品名 | のびるのびるけん引ロープ GR-112 |
|---|---|
| メーカー | YAC |
| 耐荷重 | 約2t |
| 破断張力 | 2.3tまで |
| 安全張力 | 2.0tまで |
| タイプ | 伸縮タイプ |
| 収縮時サイズ | 約2m |
| 伸張時サイズ | 約4m |
| 対象車両総重量 | 1.5t未満 |
| その他 | 白旗付き |
大自工業 Meltec のびのびけん引ロープ 2t RP‑20
国内ブランドMeltecが提供する、定番の伸縮式けん引ロープ。
大自工業(Meltec)の「のびのびけん引ロープ RP-20」は、軽〜小型車の応急けん引に過不足のない性能を備えています。
伸縮タイプのため、発進時にロープへ一気に力がかかるのを抑えやすく、初めてけん引ロープを使う場面でも操作の余裕を作りやすいのが特徴。
また、製品表記が分かりやすく「2tクラス対応」と明示されているため、自分の車で使って問題ないかを判断しやすい点も初心者向きといえます。
万が一に備えて車に積んでおく用途として、「必要な条件は満たしているが、過剰すぎない」現実的な選択肢です。
こんな人におすすめ
- 軽自動車・コンパクトカーに乗っている人
- 初めてけん引ロープを用意する人
- 日常の備えとして確実な性能が欲しい人
| 商品名 | のびのびけん引ロープ2t RP-20 |
|---|---|
| メーカー | 大自工業(Meltec) |
| 耐荷重 | 総重量2t |
| 破断張力 | 約3.3t |
| 安全張力 | 記載なし |
| タイプ | 伸縮タイプ |
| 収縮時サイズ | 約2m |
| 伸張時サイズ | 約4m |
| 対象車両総重量 | 総重量2t |
| その他 | 白旗付き |
中型車におすすめのけん引ロープ
大自工業 Meltec のびのびけん引ロープ 3.3t RP-3T
中型車で「余裕を持って選びたい人」におすすめの定番モデル。
Meltecの「のびのびけん引ロープ 3.3t RP-3t」は、3.3tクラス対応の伸縮タイプ。
発進時に一気に力がかかる状況でも、ロープが伸びて衝撃を吸収しやすく、「引っ張った瞬間にガツンとくる」感覚を抑えやすい設計です。
中型車は乗員や荷物を積んだ状態でのトラブルが多く、車両総重量が想定以上になるケースも珍しくありません。
その点、「のびのびけん引ロープ 3.3t RP-3t」は中型車で余裕を持たせたい人向けの現実的な選択肢といえます。
「使う頻度は低いが、使うときは失敗したくない」
そんな中型車ユーザーが、安心できる1本です。
こんな人におすすめ
- 発進時のショックをできるだけ抑えたい人
- 国内メーカー製で確実なものを選びたい人
- いざという時の備えにけん引ロープの購入を考えている人
| 商品名 | のびのびけん引ロープ 3.3t RP-3T |
|---|---|
| メーカー | 大自工業(Meltec) |
| 耐荷重 | 総重量2t |
| 破断張力 | 約3.3t |
| 安全張力 | 記載なし |
| タイプ | 伸縮タイプ |
| 収縮時サイズ | 約2m |
| 伸張時サイズ | 約4m |
| 対象車両総重量 | 総重量2t |
| その他 | 白旗付き |
ミニバン・SUVにおすすめのけん引ロープ
大自工業 Meltec のびのびけん引ロープ 6.3t RP-6T
ミニバン・SUVで「足りない不安」を残さない高強度モデル。
ミニバン・SUVクラスで怖いのは、「動かせるかどうか」よりも、引き始めの一瞬でロープに想定以上の力が乗ることです。
車体が重いぶん、発進時のショックや路面抵抗が増え、スペックに余裕がないロープだと不安が残ります。
Meltecの「のびのびけん引ロープ 6.3t RP-6T」は、破断張力 約6.3t、使用可能車両総重量 3tと、ミニバン・SUVの現実的な車重を前提に選べます。
また、伸縮タイプなので、発進時の「ガツン」とした衝撃を和らげやすく、初心者でも操作の余裕を作りやすいのがメリットです。
緊急時の備えとして安心できる1本といえます。
こんな人におすすめ
- ミニバン・SUVに乗っている人
- 伸縮タイプでショックを減らしたい人
- 国内メーカーで選びたい人
| 商品名 | のびのびけん引ロープ 6.3t RP-6T |
|---|---|
| メーカー | 大自工業(Meltec) |
| 耐荷重 | 総重量3t |
| 破断張力 | 約6.3t |
| 安全張力 | 記載なし |
| タイプ | 伸縮タイプ |
| 収縮時サイズ | 約2m |
| 伸張時サイズ | 約4m |
| 対象車両総重量 | 総重量3t |
| その他 | 白旗付き |
オフロード車両におすすめのけん引ロープ
橋研 SOFT CAR ROPE H SERIES
金属フックを使わない、ソフトシャックル一体型けん引ロープ。
橋研の「SOFT CAR ROPE H SERIES」は、そうした不安を前提に設計されたソフトシャックル一体型のけん引ロープです。
金属フックを使わず、ロープ自体で結束する構造のため、取り付け位置を誤っても車体を傷つけにくく、けん引ポイントへの負担を抑えやすいのが大きな特徴です。
また、伸縮性のある構造により、発進時や路面抵抗が大きい場面でも衝撃を段階的に吸収し、「いきなり強い力がかかる」状況を避けやすくなっています。
雪道やスタック時など、車が急に動き出す場面でも操作の余裕を作りやすい設計です。
「強度は必要だが、車を壊すリスクはできるだけ下げたい」
そんな考えでけん引ロープを選びたい人にとって、H SERIESは安心感を優先した現実的な選択肢といえるでしょう。
こんな人におすすめ
- オフロード走行を楽しむ人
- 大型の車両をけん引する可能性がある人
- 傾斜の激しいロケーションでの使用を想定している人
| 商品名 | SOFT CAR ROPE H SERIES |
|---|---|
| メーカー | 橋研 |
| 耐荷重 | 16tまで |
| 破断張力 | 20t |
| 安全張力 | 記載なし |
| タイプ | 伸縮タイプ |
| 収縮時サイズ | 約2.1m |
| 伸張時サイズ | 約5m |
| 対象車両総重量 | 総重量16t |
| その他 | 白旗付き |
けん引ロープの使用が難しい場合は「Garage Red Line・公的・保険サービス」に連絡しよう

ここまで紹介した方法を試しても車が動かない場合、それ以上の無理は、車両トラブルや二次事故につながる恐れがあります。
そんなときは、専門のロードサービスに連絡する判断が、結果的に最も安全で確実です。
Garage Red Line(ガレージレッドライン)に連絡する

オフロード走行や雪道での実走経験を積んだスタッフが、スタック状況を見極めたうえで、車を壊さない脱出・牽引方法を判断し、対応します。
無理な引き出しや力任せの牽引は、バンパーや足回り、駆動系に大きな負担をかけます。
「どこに力をかけるべきか」「今は動かさないべきか」を判断できることが、安全な復旧に直結。
雪国の現場を知るプロが、状況に合わせた最善の対応を現地で行います。
JAF(日本自動車連盟)に連絡する【#8139】
JAF会員であれば、スタック(雪道での立ち往生)にも対応してもらえます。
- 全国共通ダイヤル:#8139
- スマートフォン・携帯電話から発信可能
- 会員であれば、一定範囲の救援作業は無料
非会員でも利用は可能ですが、その場合は作業内容に応じて料金が発生します。
位置情報を正確に伝えるため、周囲の目印や道路名を確認してから電話するとスムーズです。
任意保険に付帯する「ロードサービス」を利用する
多くの自動車保険には、JAFとは別に無料のロードサービスが付帯しています。
- 雪道でのスタック救援
- けん引・引き出し作業
- 現場での簡易対応
上記のような内容が含まれている場合も多く、保険会社へ直接連絡するだけで対応してもらえるのがメリットです。
契約内容によって対応範囲や回数制限が異なるため、普段から「自分の保険で何が使えるか」を把握しておくと、いざという時に慌てずに済みます。
よくある質問(Q&A)

- けん引ロープは違法になることがある?
-
結論から言うと、条件を守らずに使うと違反と判断される可能性があります。
けん引自体が禁止されているわけではありませんが、交通ルール(道路交通法)では安全確保のためのルールが定められています。
具体的には、けん引状態であることを周囲に分かるように表示すること、けん引される側の車に運転者が乗って操作できる状態であることなどが必要。
白い布をロープの途中に付けるのも、このルールの一部です。
「少し動かすだけだから大丈夫」と自己判断せず、ルールを満たせない状況では無理に使わないことが重要です。
- 1本のロープでどの車でも対応できる?
-
基本的に、1本ですべての車に対応するのは難しいと考えた方が安全です。
けん引ロープには耐荷重や対象車両総重量が設定されており、軽自動車向けのロープを大型車に使うのは危険です。
車格が大きくなるほど、発進時や路面抵抗でかかる力も増えます。そのため、自分の車のサイズに合ったロープを選ぶ必要があります。
家族で車を複数所有している場合でも、最も重い車に合わせて選ぶか、用途ごとに使い分けるのが無難です。
- 安価なけん引ロープは危険なのか?
-
安価だから即危険、というわけではありませんが、確認すべき点が不足している製品はリスクが高いといえます。
特に注意したいのは、耐荷重や破断張力、対象車両総重量といった情報が明確に記載されていないケースです。
公式情報がなく、数値の根拠が分からない製品は、いざというときに安心して使えません。
価格だけで判断せず、必要なスペックが明示されているかを確認することが重要です。
- 伸びるタイプと伸びないタイプはどちらを選ぶべき?
-
初心者の場合は、伸びるタイプの方が失敗しにくい傾向があります。
伸縮性があることで、発進時の急な衝撃を吸収しやすく、操作の余裕を作りやすいためです。
一方、伸びないタイプは力がダイレクトに伝わるため、扱いに慣れていないと車体やロープに負担をかけやすくなります。
まずは伸びるタイプを前提に考え、使用経験が増えてから用途に応じて検討すると安心です。
- けん引ロープは常に車に積んでおくべき?
-
必須装備ではありませんが、雪道を走る機会がある人や長距離移動が多い人は、積んでおくと安心です。
ただし、積んでいるだけで安心せず、使い方やルールを事前に理解しておくことが前提になります。
「持っているが使い方が分からない」状態では意味がありません。
備えとして積むなら、本記事で解説した選び方と注意点を一度確認しておくと安心です。
まとめ

けん引ロープは、万が一のトラブル時に役立つ一方で、選び方や使い方を誤ると危険が伴う道具です。
そのため、価格や見た目ではなく、安全に使える条件を満たしているかを基準に選ぶことが重要になります。
初心者が押さえるべきポイントは、次の4点です。
- 耐荷重・破断張力・対象車両総重量が自分の車に合っているか
- 長さが適切か(扱いやすい範囲か)
- 伸びる・伸びないタイプの違いを理解しているか
- 白旗の有無や法律上のルールを守れるか
特に重要なのは、「どの車で使うか」を明確にしたうえで選ぶことです。
軽自動車・小型車、中型車、大型車では必要な強度が異なり、1本ですべてをまかなう考え方は安全とはいえません。
また、けん引はあくまで応急的な手段。
安全を確保できない状況では無理に対応せず、レッカーサービスなど別の方法を選ぶ判断も必要です。
「使わないで済むのが一番」ですが、備えておくことで安心感が大きく変わる装備として、適切な1本を選んでみてください。


