車の下回り防錆塗装のおすすめは?耐久性・塗料の違いをプロが徹底解説

道路に撒かれる大量の融雪剤(塩カリ)と、毎日のように繰り返される凍結。

北海道の冬は、車の下回りにとってまさに「塩漬け」にされるような過酷な環境です。

しかし、いざ対策をしようとガソリンスタンドやディーラー、整備工場に行っても、

  • 「とりあえず安い『シャシーブラック』で十分なの?」
  • 「数万円もする高い塗装を勧められたけど、ぼったくりじゃない?」
  • 「ノックスドールと塩害ガード、結局どっちがいいの?」

と、何が正解なのか分からず迷ってしまいますよね。

本記事では、板金塗装のプロである「Garage Red Line」が、下回りの防錆塗料の違い、費用の相場、そして「あなたの乗り方」に合わせた最適な選び方を徹底解説します。

久保田代表

後悔しないための判断基準にご活用ください!

板金・塗装・整備・カスタムのご相談だけでもOK!

Garege Red Line(ガレージレッドライン)では費用感のご相談だけでも承っております。
豊富な知識と経験をもとに専門スタッフがお客様に最適なプランをご提案。
どんなことでも構いませんので、まずはお気軽にお問い合わせください。

監修者

Garage Red Line創業者。幼少期から車に親しみ、板金・カスタムの現場で技術を磨く。
2018年に独立し、現在は自社で多様なカスタム・整備に対応。TRY-XやXCT-Dualをはじめとしたレース・クロカン優勝経験を活かし、実践的な知識で監修を担当。
現在もドライバーとして活動している。

この記事を書いた人

カメラの専門学校で撮影技術と作品制作を学んだのち、車業回で勤務しながらアウトドア撮影を中心に活動。
現在はGarage Red Line Styleをはじめとしたさまざまな媒体で執筆。
初心者にも伝わる構成づくり・検索意図設計・文章作成を活かし、企画・構成・執筆・改善まで一貫して担当している。

▼下回り塗装の施工事例はこちら

目次

当店がおすすめの下回り塗装は「塩害ガード」です

当店がおすすめの下回り塗装は「塩害ガード」です

北海道で車を長く乗るなら、下回り塗装はほぼ必須と言えます。

理由は明確で、冬の道路に撒かれる高濃度の融雪剤(塩化カルシウムや塩化ナトリウム) が金属を急速に腐食させるためです。

こうした地域特有の条件下で、Garage Red Lineが数ある防錆塗料の中から選んでいるのが「塩害ガード」


防錆性能だけではなく、補修性・維持コスト・長期使用での扱いやすさまで含めて総合的に見たとき、北海道で最も合理的な選択肢と考えています。

以下で、その理由を順番にお伝えします。

理由① 膜厚と弾力性のバランスが最適

北海道の冬道を走る車にとって、実は「塩」と同じくらい天敵なのが「飛び石」と「氷塊」です。

冬の道路には、滑り止めの砂利(焼砂)が大量に撒かれており、跳ね上がった小石が常に下回りにバチバチと当たっています。

また、タイヤハウス内にはカチカチに凍った雪の塊ができ、走行中に落下して下回りに激突することも日常茶飯事。

ここで重要になるのが、塗膜の「硬さ」と「弾力」の関係です。

「硬いだけ」の塗装では割れてしまう

安価で施工できる防錆塗料(シャシーブラックなど)は、乾燥するとパリッとした硬い膜になります。

一見強そうですが、実は衝撃に弱いのです。

飛び石が当たると、その衝撃で塗膜に「パリン」とひび割れ(クラック)が入ったり、部分的に欠けて剥がれたりしてしまいます。

小さな「ひび割れ」から融雪剤を含んだ塩水が侵入し、塗装の内側でサビが広がってしまう

これが、防錆塗装をしていてもサビてしまう一番の失敗パターンです。

塩害ガードは「ゴムのような弾力」で衝撃を吸収する

私たちが推奨する「塩害ガード」の最大の特徴は、乾燥してもカチカチにならず、ゴムのような弾力性(柔軟性)を保ち続ける点です。

人間に例えるなら、「プラスチックの鎧」ではなく「分厚いゴムの防具」を着ているような状態です。

  • 衝撃を吸収するクッション性:飛び石や氷が当たっても、その弾力がクッションとなり、衝撃を「いなす」ことが可能です。塗膜が割れたり剥がれたりしにくいため、金属が露出するリスクを減らせます。
  • 圧倒的な膜厚:通常の塗装よりも厚みを持たせることができるため、物理的なバリア機能が非常に強力です。

この「膜厚×弾力性」の組み合わせが、過酷な北海道の冬道において、長期間にわたりサビを防ぎ続けるための最適解なのです。

理由② ノックスドールはサビの進行に気づきにくいリスクがある

錆止めと言えば「ノックスドール」という名前が挙がるほど、その知名度と防錆能力は圧倒的です。

しかし、その「あまりにも強力で分厚い被膜」が、逆に仇(あだ)となってしまうケースがあることをご存じでしょうか。

最大のデメリット、それは「中で進行しているサビを、完全に隠してしまうこと」です。

「見えない」ことが致命傷になる

ノックスドールは、タール状の黒くねっとりとした油性の膜で、下回りの部品を完全に覆い尽くします。

一度施工すると、中の鉄板の状態を目視で確認することは不可能です。

もし、施工前の「錆落とし」が不十分で内部にサビが残っていたり、経年劣化で生じたわずかなピンホール(針の穴のような隙間)から塩水が浸透してしまった場合、どうなるでしょうか?

表面の分厚い塗膜は綺麗なまま、内側の鉄板だけがサビて腐食が進んでいくという現象が起きます。

現場で見る「恐ろしい光景」

私たちは整備の現場で、衝撃的な光景を何度も見てきました。

外からパッと見ただけでは、黒くてテカテカした綺麗な下回りです。

しかし、点検ハンマーでフレームを叩いてみると…… 「ズボッ」とハンマーが突き刺さり、中から大量の赤錆がボロボロと崩れ落ちてくるのです。

これがノックスドールの怖さです。

塗膜が強すぎるあまり、中の鉄が腐って無くなっていても、表面の形だけが維持されてしまうのです。

「錆止めをしっかり塗っているから安心」と思い込んでいる間に、見えないところで愛車のフレームの寿命が朽ちてしまう。

これが、私たちがお客様に安易にノックスドールだけを勧めない、大きな理由の一つです。

理由③ ノックスドールは落とすのが非常に困難で、補修がしづらい

車を長く乗っていれば、どこかで必ず「部品交換」や「修理」が必要なタイミングが訪れます。

しかし、ノックスドール(特にベタベタする油性タイプ)が施工されていると、この将来のメンテナンス費用が上がってしまうリスクがあります。

修理のたびに「除去費用」が加算される

ノックスドールは非常に強固に密着し、高い防錆能力を有している分、簡単に剥がすことができません。

もし下回りの部品交換や板金修理が必要になった場合、まずこのベタベタした塗料を完全に除去する必要があります。

これには専用の溶剤と大変な時間がかかります。

整備工場では作業時間に応じて工賃が決まるため、 「通常なら1万円で済む修理が、塗料の剥離作業代としてプラス数万円かかった」 というケースも珍しくありません。

「小さなサビ」を「小さいうちに直す」ことができない

また、ノックスドールは「部分的な補修」が苦手です。

もし飛び石などで一部が剥がれてサビが出てきても、周囲がネバネバしているため、一部分のサビだけを綺麗に削って塗り直すという「タッチアップ補修」がうまくできません。

その結果、

  • 小さなサビが見つかっても、大掛かりな作業になるため修理を躊躇してしまう
  • 結果的に放置され、サビが広がっていく

という、本末転倒な状況になりやすいのです。

「直しながら長く乗る」ことを考えると、補修のしにくさは大きなデメリットといえます。

理由④ 塩害ガードは補修性が高く、長く乗る車に向く

「塩害ガード」の最大の強みは、乾燥するとゴム質のしっかりとした被膜になることに加え、「後から手直しがしやすい」という点にあります。

愛車を5年、10年と長く大切に乗りたい方にとって、非常に大きなメリットです。

「部分補修」ができるから、維持費が安く済む

もし飛び石で塗膜が少し剥がれたり、小さなサビ浮きが見つかったりしても、塩害ガードなら心配ありません。

当該部分だけをピンポイントで削り、サビを処理して、もう一度スプレーして埋めるといった「タッチアップ(部分補修)」が簡単にできます。

ノックスドールのように大部分を一度剥がす大掛かりな作業が必要ないため、メンテナンスにかかる工賃を圧倒的に安く抑えることができるのです。

「早期発見・早期治療」のサイクルが作れる

車を長持ちさせる秘訣は、人間の病気と同じで「早期発見・早期治療」です。

塩害ガードは、メンテナンス性が高いため、車検や点検のたびにサッと確認し、悪いところがあればその場で直せます。

「サビたら終わり」ではなく、「サビてもすぐに直せる状態」を維持できること。

これこそが、過酷な北海道の環境で、愛車の寿命を最大限に延ばすための現実的な正解だと私たちは考えています。

理由⑤ 板金塗装業の強みを活かし、当店では施工精度を最大化できる

料理と同じで、どんなに高級な食材(塗料)を使っても、調理する人(施工者)の腕が悪ければ、美味しい料理(良い防錆効果)は完成しません。

私たちGarage Red Lineは、普段から車のボディを修理・塗装している「板金塗装のプロ」です。

だからこそ、塗料の性能を100%引き出すための「工程」に徹底的にこだわっています。

塗装の命は「下処理」と「マスキング」

防錆塗装で最も差が出るのは、スプレーを吹く前の準備段階です。当店では以下の工程を必ず実施します。

  1. 徹底洗浄:高圧洗浄機で、隙間に溜まった泥や塩分を完全に洗い流します。
  2. 乾燥:水分が残っていると塗料が密着しないため、しっかりと乾燥させます。
  3. サビ落とし(超重要):今あるサビをそのまま閉じ込めず、可能な限り削り落とし、進行を止める処理をします。
  4. 精密マスキング:ボディ、ブレーキ、センサー類など、塗料の飛散対策や塗ってはいけない部分を紙やテープで厳重に保護します。

「塗ってはいけない場所」を知り尽くしている

「マスキング」は、板金塗装屋の腕の見せ所です。

安価な施工店では、ここを省略して全体にバーッとスプレーしてしまうことがありますが、これは非常に危険です。

ブレーキの可動部やセンサーに塗料が付着すると、ブレーキの効きが悪くなったり、警告灯が点灯したりするトラブルの原因になります。

私たちは車の構造を熟知しているため、「守るべき場所」と「塗るべき場所」を見極め、完璧に塗り分けます。

手間ひまかけた施工を行うからこそ、塩害ガードの「弾力」と「密着力」が最大限に発揮され、長期間剥がれない強靭なバリアが完成するのです。

塩害ガード施工

主要な防錆塗料3種類を強さ・持続年数・価格で比較

主な下回り防錆塗料一覧表

スクロールできます
種類一般的な名称費用目安耐久目安おすすめな人
塗装のみシャシーブラック数千円〜1年未満・もうすぐ車を手放す予定
・とりあえず安く済ませたい
簡易防錆クリア系塗料
ワックス系塗料
2〜4万円ほど2〜3年
(メンテナンス有り)
・そこそこの期間守りたい
重厚防錆塩害ガード
ノックスドール
4〜9万円ほど3〜5年
(メンテナンス有り)
・愛車に長く大切に乗りたい
・新車、中古車を買ったばかり
・高速道路をよく使う

下回りの防錆塗料とひと口に言っても、実はいくつかの種類(グレード)があります。

これを理解せずに「とりあえず安いやつで」と頼んでしまうと、北海道の冬には全く太刀打ちできず、お金をドブに捨てることになりかねません。

主な3つのタイプを比較表にまとめました。ご自身の予算や「あと何年乗るか」に合わせて選んでみてください。

シャシーブラック(黒スプレー)

車検の時によく「下回りのサビ止め、塗っておきますか?」と数千円で提案されるのがシャシーブラックです。

非常に安価ですが、あくまで「薄い色付きペンキ」です。

防錆成分は入っていますが、膜厚が非常に薄いため、走行中の飛び石ですぐに剥がれてしまいます。

北海道の過酷な冬を越すための防御力は、十分ではありません。

クリア・ワックス系塗料(簡易防錆)

マフラーなど熱を持つ部分や、新車で「足回りのアーム類の色を見せたい(黒く塗りつぶしたくない)」という場合に使われます。

シャシーブラックよりは防錆性能が高いですが、物理的な厚みはそこまでありません。

「街乗りメインで、そこそこ守れればいい」という方向けの中間グレードです。

塩害ガード/ノックスドール(重厚防錆)

北海道で長く愛車に乗るための下回り塗装は、事実上重厚防錆塗料一択と言っても過言ではありません。

費用はかかりますが、分厚い膜がガッチリと下回りをガードします。

「高いな……」と感じるかもしれませんが、毎年シャシーブラックを塗り直す手間や、サビて修理する費用を考えれば、メンテナンスを挟みながら長期間塗膜を維持する方が、トータルコストは安く済みます。

下回り塗装施工のベストなタイミング

「いつかやろう」と思っているうちに、あっという間に冬が来て、たとえ新車であっても1シーズンで車体の下回りはサビてしまいます。

それほど北海道の冬は過酷なのです。

防錆塗装には、効果を最大化できる「旬」の時期があります。

ご自身の車の状況に合わせて、最適なタイミングを見極めましょう。

新車時に施工する

もしあなたが新車(または未使用車)を購入したばかりなら、今が最高のタイミングです。

なぜなら、まだ一度も塩カリの上を走っておらず、下回りが完全に綺麗な状態だからです。

鉄板に汚れや油分、そして「サビ」が一切ない状態で強力な塩害ガードを施工すれば、塗料が鉄板にガッチリと密着します。

  • 密着力が段違い:塗料が剥がれにくく、最も長持ちします。
  • 下処理が不要:サビ落としの工程が必要ない為、新車時のまま下回りを保護できます。

「新車だからまだ大丈夫」ではなく、「新車という一番良い状態をキープするため」に、納車直後の施工を強くおすすめします。

経年車の場合は「サビ落とし」とセットで施工する

すでに冬場を走行している車は、目に見えなくても小さなサビが発生していることがほとんどです。

この状態で、上から塗料を塗ってしまうのは大変危険です。

サビの上から蓋をすると、内部に水分や湿気が閉じ込められ、塗料の下でサビが爆発的に進行してしまうからです。

経年車の場合は、

  1. 今あるサビを削り落とす
  2. 錆転換剤でサビの進行を止める
  3. その上で、塩害ガードで蓋をする

という「治療」の工程が必要です。

この「サビ落とし」を丁寧に行い、その上で防錆塗装を施工することが経年車を長持ちさせる絶対条件といえます。

車検時に一緒に施工する

多くのユーザーが「車検のついでに」防錆塗装を検討します。

これにはメリットとデメリットの両方があります。

メリット:手間が省ける

車検で車を数日間預けるタイミングで施工してもらえば、わざわざ別の日に車を持ち込む手間が省けます。

デメリット:質の低い「とりあえず塗装」になりがち

要注意ポイントです。

車検は「検査に通すこと」が主目的です。

そのため、見積もりに「下回り塗装」と書かれていても、実際には「洗浄もマスキングもせず、安いシャシーブラックをサッと吹いただけ」という簡易作業で終わらされるケースが少なくありません。

車検時にお願いする場合は、 「どんな塗料を使いますか?」 「サビ落としはしてくれますか?」 と必ず確認し、「ただ黒くするだけ」の作業にお金を払わないよう注意してください。

Garage Red Lineの施工が選ばれる理由

Garage Red Lineの施工が選ばれる理由

「同じ塗料を使えば、どこで塗っても同じでしょ?」 そう思われることも多いですが、実は防錆塗装の効果は「誰が、どのような工程で塗ったか」が非常に大切です。

私たちGarage Red Lineは、普段から車の外装をミリ単位で修理・塗装している「板金塗装のプロ」。

その技術と設備を惜しみなく投入することで、他店とは一線を画す仕上がりを提供しています。

板金塗装の専門店だからできる「精密なマスキング」

下回り塗装において、最も技術と根気が必要なのが「マスキング(養生)」です。

車の下回りには、塗料がかかってはいけないデリケートな部品が数多く存在します。

  • マフラー:高温になるため、塗料が付着すると焦げて強烈な異臭や煙の原因になります。
  • ブレーキ周り:可動部やディスク面に付着すると、ブレーキの効きが悪くなり命に関わります。
  • 各種センサー・コネクタ:電子部品に塗料が入ると、誤作動や故障の原因になります。
  • プロペラシャフト(回転部):回転バランスが崩れる恐れがあります。

粗悪な施工点では、新聞紙で大まかに覆うだけだったり、最悪の場合はマスキングなしで吹かれたりすることもあります。

私たちは、板金塗装の現場で培ったノウハウを活かし、「塗るべき強固な部分」と「守るべき繊細な部分」を完全に区切る精密なマスキングを行います。

トラブルのリスクをゼロにしつつ、ギリギリのキワまでしっかりと塗料を入れ込む。

プロの仕事として誇りを持って施工しています。

防錆塗装の工程管理が丁寧

塗装の耐久性を決めるのは、塗料を吹き付ける前の「下準備」です。

いきなり塗料を塗るようなことは絶対にしません。

以下のプロセスを徹底して管理しています。

  1. 徹底洗浄:高圧洗浄機を使い、普段洗えないフレームの裏側や隙間の泥、塩分を完全に洗い流します。
  2. 完全乾燥:水分が少しでも残っている状態で塗装すると、塗膜の下で水が閉じ込められ、サビの原因になります。業務用のヒーターやエアブローを使い、水分を除去します。
  3. 徹底的なサビ落とし:今あるサビを極力削ぎ落とし、必要に応じて補修をします。表面を整えるこの作業に一番時間をかけます。
  4. 防錆・塗装:最後にようやく塩害ガードを塗布します。一度塗りではなく、膜厚を確保するために重ね塗りを行います。

「見えない場所だから適当でいい」ではなく、「見えない場所だからこそ、誤魔化さない」。

その信念で、一台一台時間をかけて施工しています。Garage Red Lineの防錆塗装が長持ちする理由です。

板金・塗装・整備・カスタムのご相談だけでもOK!

Garege Red Line(ガレージレッドライン)では費用感のご相談だけでも承っております。
豊富な知識と経験をもとに専門スタッフがお客様に最適なプランをご提案。
どんなことでも構いませんので、まずはお気軽にお問い合わせください。

塩害ガードの料金目安

Garage Red Lineでの「塩害ガード」施工料金の目安です。

当店の施工には、「下回り洗浄」「乾燥」「基本的なサビ落とし」「精密マスキング」「重ね塗り施工」の全ての工程が含まれています。

車種のサイズや形状によって分類されていますので、ご自身の車のクラスをご確認ください。

軽自動車

¥44,000(税込)〜

  • 対象車種例:ミライース、アルト、キャロル など

軽自動車(ワゴン・1BOX)/コンパクトカー

¥49,500(税込)〜

  • 対象車種例:N-BOX、タント、スペーシア、エブリィ、ハスラー、ヴィッツ、フィット、スイフト、ヤリス など

軽自動車(クロカン)/普通乗用車/小型SUV

¥55,000(税込)〜

  • 対象車種例:ジムニー、パジェロミニ、カローラ、インプレッサ、シビック、ヴェゼル、CX-3、ライズ、ロッキー など

大型セダン/中型ミニバン/中型SUV

¥66,000(税込)〜

  • 対象車種例:クラウン、スカイライン、プリウス、ノア、ヴォクシー、セレナ、ステップワゴン、CX-5、フォレスター、エクストレイル など

大型ミニバン/大型SUV

¥77,000(税込)〜

  • 対象車種例:アルファード、ヴェルファイア、エルグランド、オデッセイ、ハリアー、RAV4、CX-8 など

大型1BOX/クロスカントリー(RV)

¥88,000(税込)〜

  • 対象車種例:ハイエース、キャラバン、ランドクルーザー(プラド含む)、パジェロ、デリカD:5、ハイラックス など

【注意事項】

※ 上記は新車・既販車を含めた基本料金です。

※ すでにサビがひどく進行しているお車の場合、別途「重度のサビ落とし処理」や「錆転換剤の塗布」の追加費用がかかる場合があります。

※ 正確なお見積りは、実車をリフトで上げて確認した後にお出しします。まずは無料診断をご利用ください。

DIYはどこまでできる?プロ施工との違い

ホームセンターのカー用品売り場に行けば、1本数百円〜千円程度で「錆止めスプレー」が売られています。

「業者に頼むと数万円かかるし、自分でやれば数千円で済む!」 そう思ってDIYに挑戦する方もいますが、北海道の過酷な環境において、下回りの防錆をDIYで行うことはおすすめしません。

理由は、単に「作業が大変だから」ではなく、「車の寿命を守るための品質が出せないから」です。

DIY(スプレー)の限界とは?膜圧・ムラ・付着性の問題

市販のスプレー缶と、プロが使う塗装機材には、決定的な性能差があります。

膜厚(厚み)が圧倒的に足りない

スプレー缶はガス圧で塗料を噴射するため、塗料をサラサラにする必要があります。

その結果、何度重ね塗りをしても「非常に薄い膜」しか作れません。この薄さでは、氷塊や飛び石の衝撃に耐えられず、すぐに剥がれてしまいます。

「塗りムラ」が命取りになる

自宅で車を完全に持ち上げる(リフトアップする)ことは不可能です。

地面に寝転がっての作業では、奥まった部分やフレームの上側が見えません。

防錆塗装は1箇所でも塗り残しがあれば、そこから水が入り込んで全体がサビてしまいます。

見えない部分を感覚で塗るDIYは、穴の空いたバケツで水を汲むようなものです。

汚れの上から塗ってしまう

プロのような高圧洗浄や脱脂作業ができないため、どうしても泥や油汚れの上から塗ることになります。

これでは塗料が密着せず、一冬もたずにペリペリと剥がれ落ちてしまいます。

プロ施工の違いとは?膜厚・下処理・マスキング精度

一方、プロの施工(特にGarage Red Lineのような専門店)は、全ての環境が違います。

専用ガンによる「重厚な膜厚」

コンプレッサーの強力な空気圧で、粘度の高い専用塗料を一気に吹き付けます。

スプレー缶とは比較にならない、分厚く弾力のあるゴム質のバリアを形成します。

リフトアップによる「視認性」

車を身長より高く持ち上げ、強力なライトで照らしながら作業します。

「どこがサビているか」「どこが塗れていないか」を目視で完璧に確認できるため、塗り残しがありません。

徹底的な「下処理」と「マスキング」

塗る前の「洗浄・乾燥・サビ落とし」と、塗ってはいけない場所を守る「マスキング」。

地味で手間の掛かる作業こそが、塗装の密着力を高め、長期間車を守る鍵となります。

仕上がりと持続年数に「圧倒的な差」が出る理由

結果として、DIYとプロ施工では「持続年数」にも差が出ます。

  • DIY(缶スプレー):数ヶ月〜1年(一冬越せないことが多い)
  • プロ施工(塩害ガード):3年〜5年以上

DIYで毎年苦労して塗り直し、それでもサビさせてしまうくらいなら、最初にプロに任せて数年間何もしない方が、結果的に「時間もお金も節約できる」ことになります。

特にブレーキ周りやマフラーなど、素人がスプレーを吹きかけると危険な箇所もあります。

北海道で車を長く大切に乗るなら、下回りの防錆塗装はプロに任せるのが「正解」です。

よくある質問(FAQ)

よくある質問(FAQ)

お客様からよくいただく質問をQ&A形式でまとめました。

「新車に防錆塗装は必要ですか?」

A. はい、北海道で乗るなら絶対に必要です。

メーカー出荷時のアンダーボディシールは、北海道の融雪剤(塩カリ)の猛攻に耐えられるほど十分ではありません。

実際に、新車から1〜2年で下回りがサビだらけになっている車を私たちはたくさん見てきました。

「DIYできますか?」

A. 簡易的な補修なら可能ですが、本格的な防錆はおすすめしません。

ホームセンターで売られているスプレー缶(シャシーブラックなど)は、プロ用塗料に比べて塗膜が圧倒的に薄いため、一冬越すと飛び石で剥がれてしまうことが多いです。

また、リフトを使わずに地面で作業すると、奥まった部分やフレームの上側に塗り残しができ、そこからサビが進行します。

さらに、誤ってマフラーやブレーキに塗料がかかると故障や火災の原因になるため、車を長く大切にしたいのであれば、設備のあるプロに任せるのが確実です。

「何年持ちますか?」

A. 走行距離や保管状況にもよりますが、塩害ガードの耐久目安は3〜5年です。

当店では点検を行い、剥がれやサビ浮きがあればその部分だけをタッチアップ補修(部分補修)することで、さらに長期間効果を持続させることが可能です。

「どの塗料が一番サビないですか?」

A. 強度だけなら「ノックスドール」も強力ですが、総合的には「塩害ガード」をおすすめします。

単純な塗膜の強さやサビさせない力(防錆力)だけで言えば、油性の「ノックスドール」は最強クラスです。

しかし、記事内でも解説した通り、「サビが隠れて見えなくなる」「修理・補修が困難になる」という大きなデメリットがあります。

長く乗る上では、「サビないこと」と同じくらい「サビてもすぐに発見して直せること(メンテナンス性)」が重要です。

当店では北海道の環境において、防御力とメンテナンス性のバランスが最も優れた「塩害ガード」をベストな塗料として選定しています。

まとめ

まとめ

北海道で車に乗る以上、避けては通れないのが「サビ」との戦いです。

本記事で解説してきた通り、下回りの防錆塗装は「ただ塗ればいい」というものではなく、あなたの「車の乗り方」や「これから何年乗りたいか」によって正解が変わります。

最後に、これまでのポイントを整理します。

  • 「あと1〜2年で乗り換える」 → 車検ごとの簡易的な「シャシーブラック」で十分です。コストを抑えましょう。
  • 「3年以上、長く大切に乗りたい」 → 迷わず「重厚防錆(塩害ガード)」を選んでください。初期費用はかかりますが、車の寿命と下取り価格を考えれば、結果的に一番お得になります。
  • 「施工店選びで迷っている」 → 「塗料の名前」だけでなく、「洗浄・サビ落とし・マスキング」を徹底しているお店を選んでください。見えない部分にこそ、職人の技術と良心が表れます。

「自分の車は今、どんな状態なんだろう?」 「予算内で一番いい方法を提案してほしい」

もし少しでも迷いがあるなら、ぜひ一度、Garage Red Line(ガレージレッドライン)にご相談ください。

無理に高いプランを勧めることは絶対にありません。

今のあなたの愛車の状態を一緒に確認し、ご予算に合わせた最適なプランをご提案させていただきます。

まずは無料診断で、愛車の下回りをチェックしてみませんか?

板金・塗装・整備・カスタムのご相談だけでもOK!

Garege Red Line(ガレージレッドライン)では費用感のご相談だけでも承っております。
豊富な知識と経験をもとに専門スタッフがお客様に最適なプランをご提案。
どんなことでも構いませんので、まずはお気軽にお問い合わせください。

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