【札幌】マフラーの修理は溶接で安く済む?事例と費用を解説します

札幌や近郊の道路は融雪剤を散布する影響で下回りがサビやすく、マフラーの折損や穴あきが起こりやすい環境です。

マフラーの故障に気づいたとき、多くの方が 「修理費がどれくらいかかるのか」と不安を抱えています。

本記事では、マフラー修理の主な選択肢として「溶接修理」「中古・リビルト品交換」「新品交換」の3つを取り上げ、それぞれの費用感やメリット・デメリットを整理します。

また、実際に当店で行った修理事例も紹介しながら、「自分の車はどの直し方が合うのか」を判断しやすい情報をまとめましたので、参考にしていただけますと幸いです。

久保田代表

Garage Red Lineでは、予算を抑えられる「溶接修理」や、コスパの良い「中古・リビルト部品」など、お客様のご要望に合わせた柔軟な修理プランをご提案しています。
マフラーのトラブルでお困りの方はぜひお気軽にお問い合わせください!

板金・塗装・整備・カスタムのご相談だけでもOK!

Garege Red Line(ガレージレッドライン)では費用感のご相談だけでも承っております。
豊富な知識と経験をもとに専門スタッフがお客様に最適なプランをご提案。
どんなことでも構いませんので、まずはお気軽にお問い合わせください。

監修者

Garage Red Line創業者。幼少期から車に親しみ、板金・カスタムの現場で技術を磨く。
2018年に独立し、現在は自社で多様なカスタム・整備に対応。TRY-XやXCT-Dualをはじめとしたレース・クロカン優勝経験を活かし、実践的な知識で監修を担当。
現在もドライバーとして活動している。

この記事を書いた人

カメラの専門学校で撮影技術と作品制作を学んだのち、車業回で勤務しながらアウトドア撮影を中心に活動。
現在はGarage Red Line Styleをはじめとしたさまざまな媒体で執筆。
初心者にも伝わる構成づくり・検索意図設計・文章作成を活かし、企画・構成・執筆・改善まで一貫して担当している。

目次

マフラー修理の選択肢は3つ!メリット・デメリット

マフラー修理の選択肢は3つ!費用とメリット・デメリット

マフラーの修理方法は大きく分けて「溶接修理」「中古・リビルト品交換」「新品交換」の3つ。

お車の状態や「あと何年乗りたいか」というご要望に合わせて、最適な修理方法は異なります。

それぞれの特徴を見ていきましょう。

①溶接修理

メリット:部品代がかからないため、車種によっては新品交換に比べ費用を抑えられる
デメリット:全体がボロボロに崩れている場合は施工不可。溶接技術が必要なため、店によっては断られることがある

溶接修理はマフラーのパイプ空いた穴や亀裂、金属のステー(固定器具)の脱落を、溶接で修理する方法です。

部品そのものを交換しないため、部品代がかからず、最も安く修理が可能なのが最大のメリット。

「パイプのつなぎ目の折損」「サビによる穴あき」「ステー(固定器具)の脱落」などが修理対象です。

一般的に、サビて薄くなったマフラーへの溶接は難易度が高く、他店では「新品交換しかない」と言われることも少なくありません。

しかし当店では、薄くなった部分に別の鉄板を当てて補強する技術があるため、修復できるケースが多々あります。

「車検に通る状態で、あと数年だけ乗りたい」というご要望に最も適した修理方法です。

②中古・リビルト品交換

メリット:部品交換ではあるが、車種や交換部分によっては費用を新品よりも安く抑えられる
デメリット:市場の在庫状況によるため、希少な車種や古い車の場合は部品が見つからないことがある

溶接では直せないほど全体的に腐食が進んでいるけれど、新品を買うのは予算オーバー…という場合に最適なのが、中古部品やリビルト品(再生部品)への交換です。

特にリビルト品は、洗浄や消耗部品の交換が行われているため、新品と遜色ない性能を持ちながら比較的安価に入手できる賢い選択肢。

「安く直したいけれど、中古でハズレを引くのも怖い」という方にも安心していただけます。

当店では、お客様の車種に適合する良質なパーツをお探し、ご提案可能です。

在庫はその時々で変動しますので、まずは適合確認のためにお気軽にお問い合わせください。

③新品交換

メリット:新品なので耐久性・静粛性は完璧。サビの心配もなく、長く安心して乗り続けられる
デメリット:部品代が高額。

メーカー純正の新品マフラーを取り寄せて交換する方法です。

「愛車を大切にしていて、あと5年、10年と長く乗り続けたい」「仕事で使う車なので、再発リスクを限りなくゼロにしたい」という方には、最も確実な新品交換をおすすめします。

ただし、マフラーは部品代が高く、車種によっては驚くような金額になることも珍しくありません。

「新品交換」と「中古交換」の2パターンで見積もりを作成し、金額差を見ながらじっくり比較検討していただくことも可能です。

マフラー溶接修理の施工事例を紹介します!

マフラー溶接修理の施工事例を紹介します!

事例1:折損の溶接修理

▼修理前画像
▼修理後画像
  • 状態:サビによる腐食でパイプが折損
  • 修理内容:サビ部切除、当て板補強溶接、防錆塗装仕上げ
  • 実際の費用感(目安):15,000円〜35,000円程度

まずは、最もご相談の多い「マフラーが折れてしまった」事例です。

▼修理前(Before)
サビが進み、マフラーのつなぎ目が完全にポッキリと折れてしまっています。

この状態でエンジンをかけると「ボボボボ!」という凄まじい音が響き渡ります。

通常の整備工場では「ここまでの状態だと交換ですね」と言われるケースがほとんどですが、Garage Red Lineでは修理可能な場合もありますのでご相談ください。

▼修理後(After)
サビて使い物にならなくなった部分を切り落とし、新しい鉄板を当てて補強しながら頑丈に溶接しました。

仕上げに耐熱の防錆塗装を施すことで、見た目も綺麗になりサビの再発もある程度防げます。

「他店で断られたけれど、どうしても安く直したい」という方は、一度お見せください。

事例2:マフラーパイプの亀裂を溶接補修

▼修理前画像
▼修理後画像
  • 状態:パイプに沿って発生した長い亀裂(排気漏れ)
  • 修理内容:亀裂部分の溶接補修(必要に応じて当て板補強)
  • 実際の費用感(目安):40,000円〜

次に、マフラーのパイプ部分に亀裂が入ってしまった事例です。

▼修理前(Before)
写真のように、マフラーのパイプに沿って縦に長く、大きな亀裂が入ってしまっています。

ここまで大きな亀裂が入ると、排気ガスが漏れて車検に通らないだけでなく、走行中に大きな異音が発生。

サビによってパイプ自体が薄くなり、振動に耐えられなくなって裂けてしまった状態です。

修理後(After)
このような亀裂の場合、亀裂部分を塞ぐようにしっかりと溶接を行います。

パイプが薄くなっている場合は、強度を確保するために鉄板を当てて補強溶接が必要です。

「最近、排気音が少し変わった気がする」という初期段階でご相談いただければ、修理費用はさらに安く抑えられる可能性があります。

事例3:ステー(固定器具)が外れてブラブラしている

事例3:吊りゴム(ステー)が外れてブラブラしている
  • 状態:マフラーを固定する棒(ステー)のサビ折れ
  • 修理内容:ステーの再溶接、防錆塗装
  • 実際の費用感(目安):5,000円〜15,000円程度

▼修理前(Before)
マフラー本体の故障ではなく、マフラーを車体に吊り下げている金属の棒(ステー)が、サビで根元から折れてしまった状態です。

支えを失ったマフラーがブラブラと揺れ、走行中に車体のフレームに当たって異音を出してしまうこともあります。

このまま放置すると、振動で他の部分に負荷がかかり、マフラー本体が折れる原因にもなるので、早急な対処が必要です。

修理後(After)
折れてしまったステーを元の位置に溶接し直します。

根元のサビがひどい場合は、サビを削り落としてからしっかりと溶接し、最後に防錆塗装(黒色の耐熱塗装)を塗布して完成です。

ステーの脱落はマフラー修理の中でも比較的安価に済むケース。

「なんとなく後ろから音がする」と気になったら、完全に脱落する前に早めにご相談ください。

札幌でマフラー修理をするならGarage Red Lineへ!【お客様に選ばれる3つの理由】

理由①:板金・レストアで培った「溶接技術」がある

理由①:板金・レストアで培った「溶接技術」がある

当店の最大の強みは、板金塗装や旧車のレストア(再生)で培った「金属加工・溶接の技術力」

実は、サビて薄くなったマフラーへの溶接は非常に難易度が高い作業です。

不用意に溶接機で熱を加えると、逆に穴を広げてしまうリスクがあるため、一般的な整備工場では「修理不可(交換のみ)」と判断されることもあるでしょう。

しかし当店では、母材(元の鉄板)の厚みやサビの進行具合を的確に見極める目を持っています。

ただ穴を埋めるだけでなく、別の鉄板を切り出して当てがう「補強溶接(当て板)」など、レストア由来の高度なテクニックを駆使することで、他店では断られるような難しい状態のマフラーでも修理が可能です。

理由②:豊富な修理実績と「直す」ことへのこだわり

一般的な整備工場では、品質保証や効率の観点から「部品ごとの新品交換」がスタンダードな対応となることが多いです。

それは安全を守るための正しい判断の一つですが、私たちGarage Red Lineは、「修理(直す)」という選択肢を常に模索しています。

「予算を抑えたい」というご相談はもちろんですが、 「古い車でメーカーの部品供給が終わってしまった」 「愛着のある車だから、パーツを残したまま直したい」 といった、交換では解決できない切実なご依頼も数多く承っております。

理由③:初心者ドライバーでも安心!親身で丁寧な対応

「車の修理工場って、頑固な職人さんがいそうで入りにくい…」

「専門用語ばかりで説明されても、よくわからない…」

そんな不安をお持ちの方もご安心ください。

Garage Red Lineは、女性のお客様や免許を取り立ての初心者ドライバーの方でも相談しやすい、アットホームな対応を心がけています。

難しい専門用語はなるべく使わず、実際にお車の状態を一緒に確認したり、撮影した写真をお見せしながら「なぜこの修理が必要なのか」「どの方法が一番お客様に合っているか」を分かりやすく丁寧にご説明します。

お客様が納得していないのに勝手に作業を進めるようなことは絶対にありません。

「いきなりお店に行くのはハードルが高い」という方は、まずはお電話やメールで「マフラーの音が大きくなって…」とご相談いただくだけでも大丈夫です。

福原スタッフ

親身になって対応させていただきますのでどうかお気軽にお問い合わせください!

板金・塗装・整備・カスタムのご相談だけでもOK!

Garege Red Line(ガレージレッドライン)では費用感のご相談だけでも承っております。
豊富な知識と経験をもとに専門スタッフがお客様に最適なプランをご提案。
どんなことでも構いませんので、まずはお気軽にお問い合わせください。

マフラーを修理しないとどうなる?放置のリスクを解説します

マフラーを修理しないとどうなる?放置のリスクを解説します

「音はうるさいけど、走れるからまだいいか」

「車検の直前に直せばいいや」

そう考えて修理を先延ばしにしていませんか?

マフラーの故障を放置することは、単に「うるさい」だけでなく、法律違反や重大な事故に繋がるリスクがあります。

①車検への影響:排気漏れがあると車検は通りません

最も現実的で直近の問題は「車検に通らなくなる」ことです。

日本の車検制度(保安基準)では、排気ガスが所定の出口以外から漏れている状態(排気漏れ)は不適合となります。

  • パテ埋めなどの応急処置ではNG?
    「市販の補修パテで穴を埋めれば通るのでは?」と考える方もいますが、これは検査員の判断によります。
    多くの検査場では「パテやテープはすぐに剥がれる」とみなされ、不合格になるケースが増えています。
  • 溶接修理ならOK
    一方で、鉄板を溶接して物理的に穴をふさぐ修理は「恒久的な修理」とみなされるため、問題なく車検に通ります。

「車検の見積もりでマフラー交換を指摘された」という方は、車検の期限が切れる前に、早急に溶接修理ができる工場へ相談することをお勧めします。

②一酸化炭素中毒の危険性

意外と知られていないのが、健康への被害です。

マフラーに穴が空いていると、本来は車の後方から排出されるはずの排気ガスが、車体の下(フロアのすぐ下)で漏れ出すことになります。

車内は密閉されているように見えますが、フロアの隙間やエアコンの吸気口から、有毒な一酸化炭素(CO)を含んだ排気ガスが室内に侵入してくる危険性があります。

北海道の冬は、暖房をつけて窓を閉め切って走行するため、知らず知らずのうちにガスが充満しやすく非常に危険です。

ご自身とご家族の命を守るためにも、早めの修理が必要です。

③マフラー脱落による事故

サビで腐食したマフラーは、いわば「皮一枚で繋がっている」ような状態です。

雪国特有のデコボコ道や、轍(わだち)に下回りを激しく打ち付けた衝撃で、マフラーが根元からポッキリと折れ、道路に落下してしまうケースも散見されます。

外れたマフラーが地面に刺さって車が急停止したり、後続車にぶつかって大きな事故を誘発したりする可能性があります。

単なる「整備不良」では済まされない、他者を巻き込む重大事故に繋がる前に、異音を感じたらすぐに点検を受けてください。

よくある質問(Q&A)

よくある質問(Q&A)
市販の補修パテやテープを使って、自分で修理できますか?

「一時的な応急処置」としては可能ですが、おすすめはしません。

マフラーは走行中、非常に高温になり、激しく振動します。

特に北海道の冬道では、雪や氷が常に下回りに接触するため、市販の耐熱テープやパテはすぐに剥がれ落ちてしまうことがほとんどです。

また、車検の際もパテ埋めだけでは「強度が足りない」とみなされ、不合格になるケースが増えています。

何度もパテを買い直すより、最初からプロに溶接を依頼したほうが、結果的に安上がりで確実です。

修理にかかる時間はどれくらいですか?

最短で「即日(30分〜)」完了する場合もあります。

ステー(固定具)の再溶接や、小さな穴埋め程度であれば、30分〜1時間ほどで作業が完了するため、店内でお待ちいただいている間に直ることもあります。

腐食が激しく、マフラーを取り外しての大掛かりな作業が必要な場合は、工場の状況にもよりますが1日程度お預かりいたします。

見積もりだけでもお願いできますか?

もちろんです。お気軽にお問い合わせください。

お車をリフトアップして下回りの状態を確認し、「溶接でいけるか」「交換が必要か」を正確に判断させていただきます。

また、概算にはなりますが修理費用の目安をお伝えすることも可能です。

まとめ:高額な修理代に悩む前に、まずはGarage Red Lineへ

まとめ:高額な修理代に悩む前に、まずはGarage Red Lineへ

「マフラーの音がうるさくなった」

「10万円以上の交換見積もりになってしまった」

そんな時は、高額な修理代を払う前に、一度札幌のGarage Red Lineへご相談ください。

私たちは、「新品交換」だけでなく、熟練の「溶接技術」や「リビルト・中古部品」を駆使して、お客様の予算に合わせた修理プランをご提案します。

「他店で断られた」というマフラーでも、直せる可能性は十分にあります。

まずはお気軽にお問い合わせください。

あなたの愛車を、納得の価格で修理するお手伝いができますと幸いです!

板金・塗装・整備・カスタムのご相談だけでもOK!

Garege Red Line(ガレージレッドライン)では費用感のご相談だけでも承っております。
豊富な知識と経験をもとに専門スタッフがお客様に最適なプランをご提案。
どんなことでも構いませんので、まずはお気軽にお問い合わせください。

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