スタッドレスタイヤの選び方|サイズ・性能・交換の目安をわかりやすく解説

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スタッドレスタイヤの選び方|サイズ・性能・交換の目安をわかりやすく解説

スタッドレスタイヤを選ぼうとしても、メーカーや商品が多く、何を基準に比べればいいのか分からない方もいるでしょう。

最初に確認したいのは、車に適合するタイヤサイズです。

そこから氷上・雪上・ウェット・ドライなどの性能、冬の走行距離、車の使い方へと条件を広げていきます。

北海道では、気温や降雪、除雪状況によって路面が大きく変化します。

特定の性能だけを見るのではなく、冬道で必要になる性能を全体で比べる視点も欠かせません。

この記事では、スタッドレスタイヤのサイズや性能の見方、製造年週の確認方法、交換を検討する目安まで初心者向けに解説します。

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監修者

Garage RedLine創業者。幼少期から車に親しみ、板金・カスタムの現場で技術を磨く。
2018年に独立し、現在は自社で多様なカスタム・整備に対応。TRY-XやXCT-Dualをはじめとしたレース・クロカン優勝経験を活かし、実践的な知識で監修を担当。
現在もドライバーとして活動している。

この記事を書いた人

Garage RedLine Style 編集部は、4WD・旧車・カスタムカーを中心に、車両整備やパーツ、イベント、北海道ならではのカーライフ情報を発信する編集チームです。

実際の整備現場やイベント運営の視点をもとに、読者が安心して車を楽しめる情報をお届けします。

目次

スタッドレスタイヤは何を基準に選ぶ?

スタッドレスタイヤは何を基準に選ぶ?

スタッドレスタイヤを選ぶ際は、価格やメーカーから比較を始める前に、車へ適合するタイヤを絞り込みます。

適合する製品が分かったら、氷上・雪上・ウェット・ドライなどの性能や、冬の走行距離を比較してください。

現在使っているスタッドレスタイヤから交換する場合は、残り溝や損傷、ゴムの状態も確認対象に含まれます。

確認する項目 主な確認内容
車両への適合 タイヤサイズ・負荷能力
性能 氷上・雪上・ウェット・ドライ・耐摩耗性能など
使用状況 走行距離・通勤・長距離走行・高速道路の利用など
現在のタイヤ 残り溝・損傷・ゴムの状態など

まず車両に合うタイヤサイズを確認する

まず車両に合うタイヤサイズを確認する

スタッドレスタイヤを購入する際は、最初に車両メーカーが指定するタイヤサイズを調べましょう。

タイヤの側面には、「195/65R15」のような数字とアルファベットが刻印されています。

「195」はタイヤ幅、「65」は扁平率、「R」はラジアル構造、「15」はリム径を示す表記です。

現在装着しているタイヤを見ればサイズを調べられますが、中古車やカスタム車では純正サイズから変更されている場合もあります。

現在のタイヤだけで判断せず、車両の取扱説明書やメーカーの適合情報とも照らし合わせてください。

また、タイヤには支えられる重さを示すロードインデックスが設定されており、サイズ変更時には負荷能力にも注意が必要です。

純正とは異なるサイズを装着する場合、タイヤ外径の変化によってスピードメーターに誤差が生じたり、車体へ接触したりする可能性もあります。

ホイールとの組み合わせやブレーキ周辺への干渉なども含め、自分の車に適合することを確かめてから商品を比べましょう。

ブリヂストンも、タイヤ交換では純正タイヤと同じサイズを基本としています。

参考:ブリヂストン「タイヤサイズの見方・調べ方」
タイヤ側面の表示位置、タイヤ幅・扁平率・リム径・ロードインデックスなどの読み方、サイズ変更時の注意点が掲載されています。
公式URL:https://tire.bridgestone.co.jp/about/knowledge/size/

GARAGE REDLINE NOTE

タイヤサイズは側面で確認

01

195=タイヤ幅、65=扁平率を表します。

02

R=ラジアル構造、15=リム径です。

03

サイズ変更時は、外径や負荷能力、ホイールとの適合も調べてください。

タイヤサイズやホイールの選び方は、こちらの記事で詳しく解説しています。

車種や車重に合うタイヤを選ぶ

スタッドレスタイヤは、サイズだけでなく車種や車重も踏まえて選びましょう。

軽自動車、コンパクトカー、ミニバン、SUVでは車重や重心が異なり、専用設計のスタッドレスタイヤもラインナップされています。

ただし、SUV車には必ずSUV専用品を装着しなければならないというわけではありません。

車両への使用が認められているサイズであれば、SUV用と乗用車用の両方を選べる場合があります。

一例ですが、ブリヂストンのSUV用スタッドレスタイヤは、乗用車より車重が重く重心が高いSUVを想定し、ふらつきや偏摩耗を抑えるため剛性を高めた構造です。

同社の比較では、SUV用は雪上性能や摩耗ライフ、乗用車用は氷上性能に特徴を持たせています。

タイヤサイズだけでなく、どの性能を求めるかによって候補が変わるということです。

一般的に冬未知に強いと言われている4WD車も、スタッドレスタイヤの性能を重視しましょう。

JAFが北海道士別市の圧雪路で行ったテストでは、20%勾配の上り坂を4WD車2台が走破した一方、平坦路での制動距離は2WD車と4WD車のいずれも20~22mで、大きな差は出ませんでした。

勾配9%の下り坂では、試験に使用した4WD車のほうが長い制動距離を記録しています。

「4WDだから制動距離も短くなる」とは限らないことを示す試験として参考にしてください。

参考:ブリヂストン「同一サイズのタイヤにSUV(4×4)用スタッドレスタイヤと乗用車用スタッドレスタイヤがありますが、どのような違いがありますか?」
SUV用と乗用車用の構造・性能の違い、同一適合サイズで両方を選択できる条件が掲載されています。
公式URL:https://faq.bridgestone.com/faq/detail?category=17&id=28&site=ZMZTORE0

参考:JAF「4WDなら雪道でも安心?2WDと登坂・ブレーキ性能を比較」
新品スタッドレスタイヤを装着した2WD車・4WD車による、圧雪路での登坂性能と制動距離のテスト結果が掲載されています。
公式URL:https://jaf.or.jp/common/safety-drive/car-learning/user-test/snow/4wd-2wd-comparison

GARAGE REDLINE NOTE

車種だけでタイヤを決めない

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SUVでも、必ずSUV専用スタッドレスを選ぶわけではありません。

02

適合サイズを前提に、車重や製品ごとの性能を比べます。

03

4WDでも、駆動方式だけで制動距離が短くなるとは限りません。

スタッドレスタイヤは全性能を確認しよう

スタッドレスタイヤは全性能を確認しよう

スタッドレスタイヤには、氷上性能だけでなく、雪上・ウェット・ドライ・耐摩耗など複数の性能があります。

北海道の冬道は、気温や降雪、除雪の状況によって路面が変わる環境です。

朝は凍結していても、日中には雪が溶けてシャーベット状になり、除雪された幹線道路では乾燥路を走るケースも珍しくありません。

特定の性能だけで優劣を決めず、冬に必要な性能を全体で確認することが基本です。

北海道の冬道では複数の性能が必要になる

スタッドレスタイヤは全性能を確認して選ぶ

北海道では、スタッドレスタイヤに求める性能を一つに絞るのは現実的ではありません。

例えば、冷え込んだ朝はアイスバーン、気温が上がった日中には雪解け水を含んだシャーベット状へ路面状況は変化します。

除雪が進んだ幹線道路では乾いた舗装路でも、一本住宅街へ入れば圧雪が残っていることもあるでしょう。

同じ日の移動でも、路面は一定ではないということです。

冬の通勤や買い物など日常的に車を使うのであれば、氷上・雪上・ウェット・ドライの各性能全てを重視して、複数の路面へ対応できるかを確認してください。

久保田代表

北海道の冬道は、時間帯やその日の天候によって路面状況が変わります。
凍結路、圧雪路、シャーベット、濡れた舗装路、乾燥路を同じシーズン中に走るため、スタッドレスタイヤには各路面へ対応する性能が必要です。

GARAGE REDLINE NOTE

北海道の冬道は一つの路面だけではない

01

朝の冷え込みでは凍結路になることがあります。

02

気温が上がればシャーベットや濡れた舗装路へ変化します。

03

幹線道路と住宅街でも路面状況が異なるため、性能全体を確認してください。

氷上・雪上・ウェット・ドライ性能を確認する

スタッドレスタイヤの商品ページを見ると、「氷上性能」「雪上性能」「ウェット性能」など複数の項目が並んでいます。

それぞれ対象となる路面が異なるため、名称だけで判断せず意味を押さえておきましょう。

氷上性能は、凍結した道路で止まる・曲がるための性能。

雪上性能は、圧雪や積雪した道路でタイヤが路面を捉える力に関係します。

雪解け水や雨で濡れた舗装路ではウェット性能、除雪後の乾いた道路ではドライ性能が大切です。

また、冬の走行距離が多い場合は摩耗への強さも無視できません。

メーカーによって「ライフ性能」「耐摩耗性能」など呼び方は異なりますが、長期間使ったときの摩耗を考える項目です。

なお、メーカーサイトに掲載されている制動距離や性能向上率は、タイヤサイズ・車種・路面温度・試験場所などの条件がそれぞれ違います。

異なるメーカーの数値だけを抜き出し、「数字が大きいから性能が高い」と単純比較するのは避けましょう。

ダンロップでは、スタッドレスタイヤの性能を氷上・雪上・効き持ち・ドライ・ウェット・ライフなどに分けています。

性能ごとの役割を確認する資料として参考にできます。

参考:ダンロップ「スタッドレスタイヤの基礎知識Q&A」
氷上性能・雪上性能・ドライ性能・ウェット性能・ライフ性能など、スタッドレスタイヤを比較するときに確認したい性能がまとめられています。
公式サイト:ダンロップ「スタッドレスタイヤの基礎知識Q&A」

性能 主に関係する路面・使い方
氷上性能 凍結路・アイスバーン
雪上性能 圧雪路・積雪路
ウェット性能 雪解け水や雨で濡れた舗装路
ドライ性能 除雪後などの乾いた舗装路
耐摩耗性能 冬の走行距離が多い場合に確認

走行距離や車の使い方も確認する

北海道で使うスタッドレスタイヤは複数の路面へ対応する性能が必要ですが、車の使い方によって確認したいポイントの比重は変わります。

例えば、毎日の通勤で長い距離を走る方なら、氷上・雪上性能だけでなく摩耗への強さも見ておきたい項目です。

高速道路を利用する機会が多い場合は、乾燥路や濡れた舗装路を走る時間も増えるため、ドライ・ウェット性能も比較対象に含まれます。

一方、買い物など近距離の利用が中心でも、走行距離が短いから冬道性能を下げていいわけではありません。

凍結路や圧雪路を走る可能性がある以上、氷上・雪上性能は必要です。

走行距離や用途は「必要な性能を減らす条件」ではなく、性能全体を確認したうえで、商品ごとの特徴を比較する材料として使います。

スタッドレスタイヤを購入するときは、「通勤で毎日使う」「高速道路をよく走る」「近距離の街乗りが中心」など、普段の使い方を販売店へ伝えてください。

車種・サイズとあわせて使用状況が分かれば、候補となる製品を比較しやすくなります。

ブリヂストンでも、スタッドレスタイヤ選びでは車両やサイズだけでなく、使用環境や求める性能を選択条件に含めています。

参考:ブリヂストン「スタッドレスタイヤの選び方|車や走行環境に応じた最適なタイヤの探し方」
車両タイプ、タイヤサイズ、使用環境・性能の順にスタッドレスタイヤを選ぶ考え方を確認できます。
公式URL:ブリヂストン「スタッドレスタイヤの選び方」

GARAGE REDLINE NOTE

普段の使い方も購入時に伝える

01

冬の走行距離

02

通勤・街乗り・長距離移動などの用途

03

高速道路を利用する頻度

札幌で冬タイヤへ交換する時期は、こちらの記事で詳しく解説しています。

スタッドレスタイヤの製造年と性能の関係

スタッドレスタイヤの製造年と性能の関係

スタッドレスタイヤの側面には、製造された時期を確認できる刻印があります。

ただし、製造年週が新しいほど性能も高いとは限りません。

新品として保管されていた期間と、車に装着して実際に使った期間では、タイヤが受ける影響も異なります。

また、現在のスタッドレスタイヤには経年による性能低下を抑える技術が採用されており、その仕組みもメーカーや製品ごとにさまざまです。

まず製造年週の読み方を知り、新品タイヤの保管期間と使用開始後の経年変化を分けて考えます。

タイヤの製造年週は側面の刻印で確認できる

タイヤの製造年週は側面の刻印で確認できる

タイヤがいつ製造されたのかは、サイドウォールに刻印された製造番号から確認できます。

2000年以降に製造されたタイヤでは、製造番号の下4桁が製造年週を示す部分です。

例えば「3624」と刻印されていれば、最初の「36」が36週目、後ろの「24」が2024年を表します。

つまり、2024年の36週目に製造されたタイヤという意味です。

ここで覚えておきたいのは、4桁の数字が製造年月日を示しているわけではない点。

「3624」を2024年3月6日などと読むのではなく、「何年の何週目に作られたか」を確認するための表示として使います。

また、製造番号はタイヤの両側に同じように表示されているとは限りません。

車へ装着した状態では車体側へ向いている場合もあるため、外側から見つからなければ反対側も確認する必要があります。

製造年週が分かれば、中古タイヤや保管されていた新品タイヤの製造時期を確認できます。

参考:ダンロップ「製造年週」
2000年以降のタイヤでは、製造番号の下4桁から製造された週と年を確認できます。
公式URL:https://tyre.dunlop.co.jp/knowledge/dictionary/number

GARAGE REDLINE NOTE

製造年週は下4桁をチェック

3624

36=36週目 / 24=2024年

前年製や2年前製の新品だから性能が低いとは限らない

購入する年より前に製造された新品スタッドレスタイヤを見て、「古いから性能も落ちているのでは」と感じる方もいるかもしれません。

しかし、車に装着して使ったタイヤと、適切な環境で保管されていた未使用タイヤは同じ条件ではありません。

タイヤ公正取引協議会の共催試験では、基準年製、1年前製、2年前製の新品スタッドレスタイヤについて氷上制動性能を比較しています。

ブリヂストンが掲載している試験結果では、2シーズン前の製品まで同等の性能が確認されました。

検証にはブリヂストンだけでなく、住友ゴム工業、横浜ゴム、TOYO TIRE、日本ミシュランタイヤ、日本グッドイヤーも参加しています。

ただし、この結果は適切な環境で保管された新品を比較したものです。

直射日光や高温、油類などの影響を受けたタイヤまで、製造年週だけを理由に同じ状態とみなすことはできません。

一方、車へ装着して走行を始めたタイヤは、摩耗や熱、紫外線など使用環境の影響を受けます。

倉庫などで保管されていた期間と実際に走行した期間を同じ「○年」でまとめず、未使用か使用済みかを分けて考える必要があります。

前年製や2年前製という理由だけで候補から外すのではなく、保管状態や現物の状態を含めて確認するのが基本です。

参考:ブリヂストン「スタッドレスなんでもQ&A」
タイヤ公正取引協議会の共催試験による、製造年の異なる新品スタッドレスタイヤの氷上制動性能を確認できます。
公式URL:https://tire.bridgestone.co.jp/blizzak/swd/qa.html

参考:ブリヂストン「タイヤの正しい保管方法とは?適切な置き方と保管場所」
適正保管された新品スタッドレスタイヤの保管期間と性能に関する試験結果が掲載されています。
公式URL:https://tire.bridgestone.co.jp/about/maintenance/keeping/

製造年と使用年数は分けて考える

適切な環境で保管されていた未使用タイヤと、車へ装着して走行したタイヤでは条件が異なります。製造年週だけを見て、現在の性能を決めつけることはできません。

経年による性能変化は製品によって異なる

スタッドレスタイヤは使用や時間の経過によって性能が変化しますが、その変化を「何年経つと一律にゴムが硬くなる」とまとめるのは正確ではありません。

現在販売されている製品には、経年後の性能低下を抑えるため、それぞれ異なるコンパウンド技術が使われています。

ブリヂストンのBLIZZAK WZ-1では、タイヤのやわらかさに関わる「ロングステイブルポリマー」をVRX3より増量。

経年による性能低下を抑える設計が採用されています。

ヨコハマのiceGUARD 8は「オレンジオイルS+」によってゴムの劣化を抑え、約4年後も氷上グリップを維持する設計です。

TOYO TIRESのOBSERVE GIZ3でも、「密着長持ちゴム」によって経年変化に伴うアイス制動性能の低下を抑えています。

ダンロップのWINTER MAXX ICE Proには「うるおいポリマー」が使われており、従来モデルより配合量を増やすことで、経年後もゴムのやわらかさと氷上性能を維持する設計です。

ただし、各メーカーが掲載している経年後の性能試験は、試験方法やタイヤサイズ、劣化条件などが同一ではありません。

「4年後も○%」「性能低下を○%抑制」といった数字だけを横並びにして、メーカー間の優劣を決めるのは避けるべきです。

スタッドレスタイヤは、製造年週だけで交換時期を決めるのではなく、使用期間や溝、損傷、ゴムの状態も含めて交換を検討しましょう。

参考:ブリヂストン「BLIZZAK WZ-1 製品特徴」
ロングステイブルポリマーの増量と、経年による性能低下を抑える技術を確認できます。
公式URL:https://tire.bridgestone.co.jp/blizzak/wz-1/

参考:ヨコハマタイヤ「iceGUARD 8 製品特長」
オレンジオイルS+によるゴムの劣化抑制と、経年後の氷上グリップに関する情報が掲載されています。
公式URL:https://www.y-yokohama.com/product/tire/iceguard_8/

参考:ダンロップ「WINTER MAXX ICE Pro」
うるおいポリマーによる経年後のやわらかさと氷上性能について確認できます。
公式URL:https://tyre.dunlop.co.jp/special/icepro/

参考:TOYO TIRES「OBSERVE GIZ3」
密着長持ちゴムによる、経年変化に伴うアイス制動性能低下の抑制について掲載されています。
公式URL:https://www.toyotires.jp/product/obgiz3/

GARAGE REDLINE NOTE

年数だけで性能は決められない

経年後の性能低下を抑える方法は、メーカーや製品によって異なります。製造年週だけで交換を決めず、溝や損傷、ゴムの状態、使用状況も確認してください。

今使っているスタッドレスタイヤを交換する目安

今使っているスタッドレスタイヤを交換する目安

スタッドレスタイヤの交換時期は、「購入してから何年経ったか」だけでは決められません。

まず確認したいのが、冬用タイヤとして使用できる残り溝があるかどうかです。

さらに、ひび割れや偏摩耗、ゴムの状態なども交換を考える基準になります。

製造年週と使用年数だけで判断せず、実際のタイヤを見て状態を確認することが必要です。

プラットフォームが露出したら冬用タイヤとして使用できない

スタッドレスタイヤには、冬用タイヤとして使える溝の限界を確認するための「プラットフォーム」が設けられています。

タイヤの接地面にある溝の中を見ると、周囲より一段高くなった部分がプラットフォームです。

新品時から溝が50%摩耗すると、トレッド面とプラットフォームの高さが同じになります。

プラットフォームまで摩耗したスタッドレスタイヤは、冬用タイヤとして使用できません。

ダンロップでは、4カ所あるプラットフォームのうち1カ所でも露出した場合を使用限界としています。

プラットフォームと「スリップサイン」は役割が異なる点にも注意してください。

プラットフォームは冬用タイヤとしての使用限界を示す一方、スリップサインはタイヤそのものの使用限界となる残り溝1.6mmを示します。

スタッドレスタイヤの場合、スリップサインが出るより前に、プラットフォームが先に露出する仕組みです。

「まだ溝があるから大丈夫」と見た目だけで判断せず、タイヤ側面にあるプラットフォームの位置を示すマークから溝をたどって確認してください。

冬シーズンに入る前だけでなく、走行距離が多い場合はシーズン途中にも残り溝を見ておきましょう。

参考:ダンロップ「タイヤの安全Q&A」
スタッドレスタイヤは新品時から溝が50%摩耗し、プラットフォームが露出すると冬用タイヤとして使用できないことを確認できます。
公式URL:https://tyre.dunlop.co.jp/knowledge/tyrecheck/safety_faq

参考:ブリヂストン「スタッドレスタイヤの限界を示す2つのサイン」
プラットフォームとスリップサインの違いや、それぞれが示す使用限界を確認できる資料です。
公式URL:https://tire.bridgestone.co.jp/blizzak/swd/column/studless-tires-slip-sign/

確認するサイン 示している内容
プラットフォーム スタッドレスタイヤとして使える残り溝の限界。新品時から50%摩耗すると露出する
スリップサイン タイヤとして使用できる残り溝の限界。残り溝1.6mmで露出する

溝が残っていてもタイヤの状態を確認する

プラットフォームが露出していなければ、それだけでスタッドレスタイヤの状態に問題がないとは判断できません。

残り溝とあわせて、ひび割れや傷、偏摩耗、ゴムの状態も確認します。

溝は残っているものの、タイヤの状態を見て交換を検討したほうがよいケースがあります。

ひび割れについても、表面に小さな亀裂があるだけで直ちに使用できなくなるわけではありません。

ブリヂストンでは、ひび割れがタイヤ内部のコードに達した状態を使用限界のサインとしており、損傷の程度を確認する必要があります。

偏摩耗が進んでいる場合も、タイヤ本来の性能へ影響する可能性があるため注意が必要です。

ゴムの状態も確認項目に含まれます。スタッドレスタイヤは路面へ密着するためのゴム特性が重要で、ブリヂストンでは硬度計を使った点検も挙げています。

ただし、前のセクションで触れたように、経年変化への対策やコンパウンド設計は製品ごとに異なります。

「使用から○年」「硬さが○○だから交換」と一つの材料だけで決めず、溝や損傷を含めて総合的に判断しましょう。

自分で判断できない場合は、タイヤを販売・交換している店舗で現物を確認してもらう方法があります。

ガレージレッドラインでも、スタッドレスタイヤの状態確認や交換の相談に対応しています。

公式LINEでもお問い合わせを受け付けておりますので、ぜひお気軽にご連絡ください。

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参考:ブリヂストン「スタッドレスタイヤをチェックしてみよう」
プラットフォームだけでなく、ゴムの硬度、ひび割れ、異物、空気圧などの点検項目を確認できます。
公式URL:https://tire.bridgestone.co.jp/blizzak/swd/check.html

参考:ブリヂストン「スタッドレスタイヤの限界を示す2つのサイン」
ひび割れや偏摩耗を含め、タイヤ交換を考える際に確認したい状態がまとめられています。
公式URL:https://tire.bridgestone.co.jp/blizzak/swd/column/studless-tires-slip-sign/

【カスタムHTMLブロック】

GARAGE REDLINE NOTE

残り溝だけでは判断しない

01

プラットフォームと残り溝

02

ひび割れ・傷・偏摩耗

03

ゴムの状態や使用状況

札幌で冬タイヤへ交換する時期については、こちらの記事で詳しく解説しています。

スタッドレスタイヤに関するよくある質問

スタッドレスタイヤに関するよくある質問
スタッドレスタイヤは夏タイヤと同じサイズを選べばいい?

基本は、車両メーカーが指定しているタイヤサイズを基準にします。
現在装着している夏タイヤと同じサイズが指定されている車であれば、そのサイズからスタッドレスタイヤを探せます。

ただし、中古車やカスタム車では純正サイズから変更されている場合があるため、現在のタイヤ表記だけで決めるのは避けてください。
車両の取扱説明書やメーカーの適合情報と照らし合わせ、ロードインデックスなどの負荷能力も確認します。

スタッドレスタイヤへ交換するからといって、任意のサイズへ変更できるわけではありません。
純正と違うサイズを使いたい場合は、タイヤ外径やホイールとの適合、車体への干渉などを含めて確認が必要です。

スタッドレスタイヤはインチダウンしてもいい?

車種によってはスタッドレスタイヤをインチダウンできる場合があります。
ただし、ホイール径だけを小さくすればいいわけではありません。

インチダウンでは、タイヤ外径を大きく変えないことに加え、ホイールが車両へ装着できるか、ブレーキ部品と干渉しないか、ロードインデックスが不足しないかを確認します。

特にブレーキが大きい車では、ホイール径を下げるとキャリパーなどへ接触する可能性があります。

SUVにはSUV専用スタッドレスタイヤが必要?

SUVだから必ずSUV専用スタッドレスタイヤを選ぶ必要があるわけではありません。
車両への使用が認められているサイズであれば、SUV用と乗用車用の両方から選べる場合があります。

ブリヂストンでは、SUV用スタッドレスタイヤについて、車重や重心を考慮して剛性を高め、雪上性能や摩耗ライフに特徴を持たせています。
一方、乗用車用では氷上性能を重視した製品もあり、商品の性格は同じではありません。

まず車両への適合を確認し、そのうえで氷上・雪上・耐摩耗などの性能を比較しましょう。
車重が大きいSUVでは、ロードインデックスにも注意してください。

スタッドレスタイヤは何年で交換する?

「3年使ったら必ず交換」のように、一律の年数だけで決めるものではありません。
スタッドレスタイヤはプラットフォームが露出すると冬用タイヤとして使用できなくなるため、まず残り溝を確認します。

加えて、ひび割れや偏摩耗、損傷、ゴムの状態も交換を考える材料です。
経年による性能変化は使用環境や保管条件だけでなく、製品のコンパウンド設計によっても異なります。

JATMAでは一般的なタイヤについて、使用開始から5年以上経過した場合は販売店などでの点検、製造から10年経過した場合は交換を推奨しています。

4WDならスタッドレスタイヤの性能はそれほど重要ではない?

4WDでもスタッドレスタイヤの性能は重要です。
4WDは駆動力を4輪へ伝えられるため、雪道での発進や登坂では2WDより有利になる場合がありますが、駆動方式だけで制動距離が短くなるわけではありません。

JAFが圧雪路で実施したテストでは、20%勾配の上り坂を4WD車は走破しました。
一方、平坦路で時速40kmから急ブレーキをかけた際の制動距離は、2WD・4WDとも20〜22mで大きな差が出ていません。
下り坂では、試験に使用された4WD車のほうが制動距離は長いという結果でした。

まとめ

GARAGE REDLINE NOTE

スタッドレスタイヤ選びで確認したい4項目

01

車両に適合するサイズ・負荷能力

02

氷上・雪上・ウェット・ドライなどの性能

03

製造年週と製品ごとの経年性能

04

プラットフォーム・損傷・ゴムなど現在の状態

スタッドレスタイヤは、価格やメーカー名だけで決めるのではなく、車両への適合、冬道で必要になる性能、製造年週やタイヤの状態まで含めて選びます。

北海道では、凍結路・圧雪路・シャーベット・乾燥路など、同じシーズンでもさまざまな路面を走ります。

氷上性能だけを見るのではなく、雪上・ウェット・ドライ・耐摩耗性能まで全体で比較することが重要です。

製造年についても、「新しいほど高性能」「数年前の新品は使えない」と単純には判断できません。

メーカーごとに経年後の性能低下を抑える技術が異なり、未使用で保管されていたタイヤと実際に走行したタイヤでは条件も変わります。

現在使っているスタッドレスタイヤは、プラットフォームや残り溝、ひび割れ、偏摩耗、ゴムの状態を確認してください。

何年使ったかだけではなく、現物を見て交換時期を判断します。

ガレージレッドラインでは、スタッドレスタイヤの販売、車両への適合相談、組み替え、タイヤ交換に対応しています。

自分の車に合うサイズや製品選びで迷った場合は、現在のタイヤや車両情報を確認したうえでご相談ください。

板金・塗装・整備・カスタムのご相談だけでもOK!

ガレージレッドラインでは費用感のご相談だけでも承っております。
豊富な知識と経験をもとに専門スタッフがお客様に最適なプランをご提案可能です。
どんなことでも構いませんので、まずはお気軽にお問い合わせください。

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